大迫、絶好機で“新相棒”と息合わず ケルンの今季序盤は苦しい船出に

後半途中から中盤でプレイした大迫(13番) photo/Getty Images

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2試合連続の複数失点

9日にブンデスリーガ第3節が行われ、日本代表FW大迫勇也が所属するケルンがアウクスブルクと対戦した。なお、大迫は同リーグ2試合連続で先発出場を果たしている。

試合序盤からサイドに流れて起点を作るなど、孤軍奮闘のプレイを披露した大迫。しかし、2トップでコンビを組むJ・コルドバや中盤の選手との距離が遠く、なかなか決定機を演出できない。

ケルンが拙攻に喘いでいた21分。アウクスブルクが敵陣左サイドでスローインを行うと、マックスからの浮き球のクロスにフィンボガソンがヘディングで合わせ、先制点を挙げた。
流れを変えたいケルンは30分、J・コルドバが敵陣深くでボールを奪って駆け上がり、フリーの大迫にパスを送る。しかし、このパスは精度に欠け、ケルンは絶好のゴールチャンスを逃してしまう。直後の32分にはヘクターが自陣ペナルティエリア内でアウクスブルクのヘラーを押し倒し、PKを献上。このPKをフィンボガソンに落ち着いて決められ、ケルンは前半で2点のビハインドを負った。

後半もアウクスブルクのサイドチェンジを駆使した攻撃に苦しめられたケルン。自軍の攻撃も主に右サイドからの単調なクロスに終始し、反撃の糸口を掴めない。 ケルンのシュテーガー監督は73分にFWギラシを投入し、大迫を中盤に移すなどの手当てを施したものの、局面を打開するには至らず。後半アディショナルタイムにはカウンターから抜け出したフィンボガソンがハットトリックを達成し、勝負あり。ケルンは2試合連続の3失点で今季開幕3連敗を喫し、苦しい船出となった。また、大迫自身も今夏より2トップでコンビを組むJ・コルドバとの連係に課題を残している。

[メンバー]
アウクスブルク:ヒッツ、オパレ、グーヴェレーヴェ、ヒンテレッガー、マックス、R・ケディラ(→モラヴェク 71)、バイアー、ヘラー(→トミー 89)、グレゴリッチュ(→S ・コルドバ 66)、カイウビ、フィンボガソン

ケルン:ホルン、クリュンター(→ギラシ 73)、セーレンセン(→ペレス 46)、ハインツ、ヘクター、ツォラー、レーマン、ヘーガー、ビッテンコート、J・コルドバ、大迫

[スコア]
アウクスブルク 3-0 ケルン

[得点者]
アウクスブルク:フィンボガソン(21)、(32)、(90+4)

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