[UCL]カルデロン最後のダービーで大粒の涙雨 アトレティコ、反撃一歩及ばずレアルが決勝へ

2ndレグ敗れるも、1stレグのリードを守りきったレアル

2ndレグ敗れるも、1stレグのリードを守りきったレアル

貴重なアウェイゴールでアトレティコを黙らせたイスコ photo/Getty Images

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10日にチャンピオンズリーグ(UCL)の準決勝2ndレグが行われ、アトレティコ・マドリードがレアル・マドリードをホームへ迎え入れた。

敵地で行われた1stレグで0-3の完敗を喫し、決勝進出に向けて苦しい立場にいるアトレティコ。前試合からスタメン2名を変更し、経験豊富なフェルナンド・トーレスと負傷から復帰を果たしたホセ・マリア・ヒメネスが名を連ねている。一方、クリスティアーノ・ロナウドのハットトリックの活躍により、圧倒的に優位な立場にいるレアルは1名変更。1stレグで負傷したダニエル・カルバハルに代わって、ダニーロがスタメン起用されている。

試合は、序盤から両チームが積極的に攻撃を仕掛け相手ゴールを襲うが、GKが好セーブを披露し、ラインを割らせない。しかし、12分に右CKを得ると、コケのクロスにサウール・ニゲスが頭で合わせ、アトレティコが先制に成功。さらに直後の16分、トーレスがエリア内で倒されPKを得ると、アントワーヌ・グリーズマンがGKに触られながらもネットを揺らし、決勝進出に向けて劣勢だったアトレティコは早くも2点返す。
その後、両チームが一進一退の攻防を見せ、個々の場面でも激しいデュエルが行われる。すると、前半終了間際の42分にベンゼマの左サイド突破から、最後はイスコがゴールに押し込み、レアルが1点返してハーフタイムを迎えている。

後半に入っても、激しいせめぎ合いを見せる両者。レアルはロナウドがゴールネットを揺らすも、わずかにラインを出ており、オフサイドの判定でノーゴールとなった。一方、アトレティコはGKと1対1を迎えるなど、決定機はあるものの最後のとことで精彩を欠き、ゴールネットを揺らすことができず。

2ndレグはアトレティコが2-1で勝利。しかし、1stレグのリードを守りきったレアルが2戦合計スコアを4-2とし、史上初の連覇をかけてユヴェントスと決勝で相見えることとなった。一方、ビセンテ・カルデロン最後のダービーマッチを制するも、再びレアルに苦汁を嘗めさせられる結果となってしまったアトレティコ。試合終盤に豪雨が襲い、まるでスタジアムが涙を流しているかのような劇的な場面も見られた。

[スターティングメンバー]
アトレティコ・マドリード:オブラク、ヒメネス(→トーマス 57)、ゴディン、サビッチ、F・ルイス、ガビ、サウール、コケ(→コレア 76)、カラスコ、グリーズマン、F・トーレス(→ガメイロ 57)

レアル・マドリード:ナバス、ダニーロ、ヴァラン、ラモス、マルセロ、カゼミロ(→アセンシオ 77)、クロース、モドリッチ、イスコ(→モラタ 87)、C・ロナウド、ベンゼマ(→L・バスケス 77)

[スコア]
アトレティコ・マドリード 2-1(2戦合計:2-4) レアル・マドリード

[得点者]
アトレティコ・マドリード:サウール(12)、グリーズマン(16)
レアル・マドリード:イスコ(42)

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