“ロナウド&イスコ”のホットライン開通 レアルが鮮やかすぎるカウンターで優勝に王手

一瞬の隙を突いたレアル

一瞬の隙を突いたレアル

決定力の高さを見せつけたロナウド photo/Getty Images

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17日にリーガ・エスパニョーラ第21節(延期分)が行われ、同リーグ暫定2位のレアル・マドリード(以下レアル)がセルタと対戦した。

試合序盤からセルタがボールを支配し、最終ラインから丁寧にビルドアップする場面が見受けられた。

しかし、先に試合を動かしたのはレアル。10分、自陣でボールを奪ってカウンターを仕掛けると、イスコからロナウドにボールがわたり、ロナウドがペナルティアーク付近からシュートを放つ。シュートはセルタDFの股間を抜け、ゴール右隅に吸い込まれた。
先制点を奪われたセルタだが、敵陣バイタルエリアでの細かいパスワークで、レアルの守備陣を揺さぶる。30分には敵陣ペナルティエリア付近で直接フリーキックのチャンスを得て、ヴァスが強烈なシュートを放つが、相手GKナバスのファインセーブに阻まれた。レアルが1点をリードする展開で、前半を終える。

セルタの分厚い攻撃に手を焼いていたレアルだが、またしても相手の一瞬の隙を突く。48分にイスコからのスルーパスを受けたロナウドが相手最終ラインの背後に抜け出し、左足のダイレクトシュートでゴールを陥れた。

何とか得点を奪いたいセルタだが、62分にアスパスの敵陣ペナルティエリア内で転倒したプレイがシミュレーションと判定され、この試合2回目の警告を受けて退場処分となってしまう。それでも69分にグイデッティが敵陣ペナルティアーク付近でシュートを放つと、ボールの軌道がラモスの体に当たって変化し、セルタが1点差に詰め寄った。

嫌な試合展開になりかけたレアルだが、すぐさま試合を動かす。70分に左サイドからマルセロがグラウンダーのクロスを入れると、ベンゼマがダイレクトシュートでゴールを陥れ、再び点差を2点に広げた。88分にはショートカウンターで敵陣ペナルティエリア内に侵入したクロースがゴール左隅にシュートを突き刺し、勝負あり。試合はこのまま終了。延期分の試合を確実にモノにしたレアルが最終節を残して首位に浮上し、リーグ優勝に王手をかけた。レアルは21日に行われる同リーグ第38節マラガ戦で負けなければ優勝が決まる。

[メンバー]
セルタ:アルバレス、マージョ、カストロ、カブラル、ロンカリア、エルナンデス、アスパス、シスト(→ディオプ 80)、サンチェス(→ディアス 72)、ヴァス、グイデッティ(→ボーヴュ 86)

レアル:ナバス、ラモス、ヴァラン、マルセロ、ダニーロ、クロース、カゼミロ(→コバチッチ 71)、モドリッチ、ロナウド(→アセンシオ 84)、イスコ(→バスケス 84)、ベンゼマ

[スコア]

セルタ 1-4 レアル

[得点者]

セルタ:グイデッティ(69)

レアル:ロナウド(10)、(48)、ベンゼマ(70)、クロース(88)

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