ミランの英雄ガットゥーゾも宿敵ユーヴェのUCL制覇を願う「イタリアサッカーを再び欧州の頂点へ」

イタリアサッカーの未来を背負うユヴェントス

イタリアサッカーの未来を背負うユヴェントス

ユヴェントスへエールを送ったガットゥーゾ photo/Getty Images

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ユヴェントスの欧州制覇が、イタリアサッカー復権の足がかりとなるかもしれない。

一昔前までは世界No.1リーグと言われたセリエAだが、かつてほどの勢いはなく、UEFA国別ランキングでも現在イタリアはスペイン、ドイツ、イングランドに次ぐ4位。欧州4大リーグの中では最下位となっている。近年低迷しているミラノの名門2クラブの低迷も、その原因の1つに挙げられるだろう。

ただそんな中で、唯一の希望と言えるのが2年ぶりにチャンピオンズリーグ(UCL)決勝の舞台までコマを進めたユヴェントスの存在だ。イタリアでは絶対王者として君臨し、今季も史上初となるコッパ・イタリア3連覇とセリエA6連覇ですでに国内の2冠をゲット。主要タイトルの3冠獲得を目指して、ここ4年で3度目の決勝進出を果たしているレアル・マドリードと相見える。
現役時代にACミランで2度の欧州制覇を成し遂げているジェンナーロ・ガットゥーゾ現ピサ監督も、かつての宿敵ユヴェントスに大きな期待を寄せているようで、伊『sky』のインタビューで「イタリア人として、私もユヴェントスに全てをかけている」とコメント。さらに「我々は欧州の頂点へ返り咲く必要がある。イタリアのチームに是非ともチャンピオンズリーグのタイトルを取ってもらいたいんだ。2、3年前には考えることもできなかったが、今のユヴェントスなら……。新しいスタジアムに新たな基盤、重要なチームを築き上げている。イタリアサッカーにとっても良いことだと思うよ」とエールを送った。

はたして、ユヴェントスはインテルが2009-10シーズンに制して以来7年ぶりに、欧州タイトルをイタリアへ持ち帰ることができるのか。運命の決戦は、6月3日にカーディフで行われる。

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