[U20W杯]日本、後半からギアチェンジも実らず 久保建英が直面した“世界の壁” 

南米王者が堅固な守備を披露

24日にU-20FIFAワールドカップのグループステージ第2節が行われ、グループDのU-20日本代表が同ウルグアイ代表と対戦した。(以下U-20は省略)

試合開始から[4-4-2]のコンパクトな布陣を敷き、ハイプレスを敢行した日本代表。サイドを起点に敵陣深くまで攻め込んだものの、11分に冨安が最終ラインでボールを失ってピンチを招くなど、危険な場面も散見された。

こうした状況のなか、日本代表がアクシデントに見舞われる。16分に足を痛めてピッチに倒れ込んだ小川がプレイ続行不可能となり、久保建英が投入された。

その後、日本代表は久保を中心に敵陣バイタルエリアを崩しにかかるが、ボールホルダーを複数人で囲む相手の堅固な守備を崩せない。すると38分、相手DFロドリゲスに右サイドを突破されると、パスを受けたFWスキアッパカッセにペナルティエリア内でシュートを放たれ、先制点を献上した。日本代表が1点のビハインドを背負い、前半を終える。

後半に入り55分、日本代表が敵陣深くでボールを奪うと、ペナルティエリア内で市丸がループシュートを放つ。しかし、シュートは相手GKのファインセーブに阻まれ、こぼれ球に反応した久保のヘディングシュートも枠外に逸れてしまう。さらに58分、久保が敵陣ペナルティエリア左隅で切れ味鋭いドリブルを披露し、シュート。GKがはじいたボールに堂安がヘディングで反応するが、ゴールライン上で相手選手にクリアされてしまった。

その後も辛抱強く敵陣バイタルエリアでパスを回し続けた日本代表だが、自陣深くでブロックを敷くウルグアイの堅牢な守備を崩せず。後半アディショナルタイムには相手DFオリベラに左サイドを切り裂かれた後に追加点を奪われ、勝負あり。試合はこのまま終了。頼みの久保も相手のフィジカルコンタクトを活かした守備に苦しめられ、得点に直結するプレイを披露できなかった。ドリブルで懸命に局面打開を図った同選手だが、今後は肉弾戦を挑んでくる相手をどのようにいなすのかを突き詰める必要があるだろう。

[メンバー]
GK:小島亨介
DF:藤谷壮、冨安健洋、中山雄太、舩木翔
MF:堂安律、市丸瑞希、原輝綺(→坂井大将 80)、三好康児(→高木彰人 88)、
FW:岩崎悠人、小川航基(→久保建英 20)

[スコア]
日本代表 0-2 ウルグアイ代表

[得点者]
ウルグアイ代表:スキアッパカッセ(38)、オリベラ(90+1)

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