「トッティはローマの英雄ではない。神」 エリクソンが語る”ローマ愛貫いた王子”の凄さ

クラブにとって特別な存在

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ローマの象徴トッティ photo/Getty Images

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ローマ一筋だったFWフランチェスコ・トッティが、今季限りでクラブを退団すると表明した。トッティは1993年にデビューしてからローマでのプレイを続け、無冠が続く中でもチームを支えてきた。現代ではタイトルを欲して移籍を選択するケースが大半で、トッティのように実力のある選手が1つのクラブに全てを捧げることはほとんどない。ローマサポーターはもちろん、サッカー界にとってもトッティのローマ退団は大きな衝撃だ。

かつてローマで指揮を執った経験のあるスヴェン・ゴラン・エリクソンも、トッティがローマにとって特別な存在だったことを強調している。『OmniSport』によると、エリクソンはローマにおいてトッティは神のような存在だと語り、その凄さをアピールしている。

「トッティはローマサポーターにとって英雄ではない。神なんだ。彼は偉大な存在だ。ローマ、それにイタリア代表にとってもね。彼にはテクニック、プレイビジョン、得点力がある。ローマでの彼の記録を破るのは非常に難しいね」
「トッティが世界の偉大な選手と肩を並べるか?難しいね。今日にはメッシ、クリスティアーノ・ロナウドがいるし、その前にはペレ、クライフ、マラドーナだ。ただ、ローマに住めばトッティがサポーターにとって1番であることが分かるし、私も理解している」

トッティはイタリアと世界を代表する名手だが、残念ながらバロンドールには縁がなかった。よりタイトルを獲得できる強豪クラブでプレイしていれば個人賞も獲得できたかもしれないが、ローマ一筋で続けたことが何より美しいことなのだろう。

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