レアルのようなターンオーバー、守備の再編 バルセロナ新指揮官に待つ難しすぎるミッション

立て直しは一筋縄ではいかぬ

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バルサ新指揮官候補のバルベルデ photo/Getty Images

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今季限りでルイス・エンリケが退任するバルセロナは、新指揮官にアスレティック・ビルバオを率いてきたエルネスト・バルベルデを招聘することが濃厚となっている。新指揮官には今季リーガ・エスパニョーラ、チャンピオンズリーグで思い通りの結果を残せなかったチームを変えることが求められているが、そのミッションは想像以上に難しい。

スペイン『MARCA』もポイントをいくつか挙げているが、どれも困難なものばかりだ。まず、基本として同メディアはリオネル・メッシの能力を最大限引き出すチーム作りをする必要があることを伝えており、MSNの中でもメッシはまだまだ中心だ。メッシが気持ちよくプレイできるかどうかでチームは大きく変わる。

それを実現するために、ライバルのレアル・マドリードが実践したような積極的なターンオーバーも必要だ。リーグ戦、チャンピオンズリーグの両方を制するにはメッシら主力に休養を与える機会も必要で、バルベルデにはターンオーバーのシステムを作り上げることが求められる。今季あまり機能しなかったアンドレ・ゴメス、デニス・スアレス、パコ・アルカセルら昨夏の新加入組をどう活かすのかもバルベルデの手腕の見せ所だ。
また、メッシに続くキーマンでもあるベテランのMFアンドレス・イニエスタをどう扱っていくのかにも同メディアは注目している。イニエスタには移籍の考えもあるようだが、同メディアは昨夏ユヴェントスに放出したダニエウ・アウベスのように後悔することになるはずと感じており、イニエスタにも気持ちよく戦ってもらうために何らかの工夫を施さなければならない。

最後に守備だ。アウベスのいるユヴェントスがチャンピオンズリーグでも快進撃を見せたため、現在はバルセロナの右サイドバックの質が問題視されている。ここも含め、今季PSG、ユヴェントス相手に大量失点を喫した守備陣を再編していかなければならない。

このように、バルベルデに求められるミッションはどれも困難なものばかりだ。同メディアは、そもそもこれまで中位のクラブを率いてきたバルベルデがこの仕事にふさわしい人物なのかとも疑問を投げかけており、来季のバルセロナは期待よりも不安が大きい状態となっている。

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