トゥヘル政権は風前の灯か 現ドルトムント主将がついに采配批判

もはや修復不可能か?

現監督の人選に苦言を呈したシュメルツァー photo/Getty Images

27日にDFBポカール(ドイツ杯)の決勝戦が行われ、ドルトムントがフランクフルトに2‐1で勝利した。

同クラブで主将を務めるマルセル・シュメルツァーは試合後、同試合でMFヌリ・シャヒンをメンバー外としたトーマス・トゥヘル監督の人選に苦言を呈した。独『Kicker』が伝えている。

「とてもショックだったね。ユリアン・ヴァイグルが負傷離脱中という現実を直視するならば、彼と同等の実力を持つヌリ・シャヒンは起用されて然るべきだった。なぜ彼があの試合に出場できなかったのか、それは監督が説明すべきことだよ。俺たちは100%シャヒンの味方さ。彼は素晴らしい人間で、素晴らしいサッカー選手だからね」

複数の戦術や布陣を使い分ける手法に嫌気がさし、同クラブの選手が匿名で采配を批判したという疑惑が複数のメディアで報じられていたトゥヘル監督。前述のシュメルツァーのコメントにより、トゥヘル監督と選手との間に多かれ少なかれ溝があることが白日の下にさらされた。今季は奇抜な人選が裏目に出て白星を逃す試合も散見された同監督だが、奇策が功を奏して絶対王者バイエルン・ミュンヘンを相手に今季の公式戦で2勝を挙げるなど、一定の成果を収めたことも事実である。現指揮官の決定に賛同できなかったとはいえ、公然と監督への不満をぶちまけるというチームの統制を乱しかねない行為に及んでしまったことは、主将として軽率であると言わざるを得ないだろう。

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