セリエA最終節はどうなった? UCL本戦出場権と得点王争いは……

ローマとナポリ、ジェコとメルテンス

得点王に輝いたジェコ(左)と惜しくも敗れた2位メルテンス(右)photo/Getty Images

28日にセリエA最終節となる第38節が行われ、2位ローマはホームでジェノアと、3位ナポリはアウェイでサンプドリアと対戦した。

チャンピオンズリーグ(UCL)本戦ストレートインの権利が与えられる2位を逆転で狙うナポリは、ドーリス・メルテンスやマレク・ハムシクらのゴールでサンプドリアを圧倒。スコアを4-2とし、危なげなく勝利を納めている。

一方、ローマは今季後半戦で思うような結果が残せていないジェノア(3勝10敗4分)を相手に苦戦を強いられた。開始早々の3分にまさかの失点。その後、エディン・ジェコとダニエレ・デ・ロッシのゴールで2点を奪い返し、逃げ切り体制に入るも、残り時間が約10分となったところで同点に追いつかれる。このままドローで試合を終えてナポリとの順位が入れ替わると思われたが、途中出場のディエゴ・ぺロッティが90分に値千金の勝ち越しゴールを決め、ローマはジェノアを相手に3-2で劇的勝利を掴んだ。

この結果、ローマがなんとかセリエAの2位を死守し、来季のUCL本戦ストレートインをゲット。ナポリがプレイオフからの出場に回ることとなった。なお、並行してこの2試合では得点王争いの行方にも注目が集まっていたが、得点ランク首位のジェコと1ゴール差で2位メルテンスがともに1ゴールずつ挙げたため、両者の差は埋まらず。シーズン通して29ゴールを記録したジェコがセリエA得点王に輝いている。

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