欧州5大リーグ初の記録が誕生 ユーヴェの超新星が運も味方に

試合日程が1日でも違ったらこの称号はなかった?

将来が期待される超新星キーン photo/Getty Images

27日にセリエA最終節となる第38節が行われ、すでに優勝が決まっているユヴェントスはボローニャを相手に2-1で勝利を収めた。

この試合で途中出場を果たし、後半アディショナルタイムに劇的な逆転ゴールを決めた17歳の超新星モイーズ・キーン。欧州5大リーグで2000年代生まれの選手として初めてゴールを記録した彼が、クラブの公式チャンネル『JTV』のインタビューに応じ、心境を明かしている。

まず「ゴールを決めることができてとても嬉しいし、幸せだった。ユヴェントスのユニフォームを身につけ、17歳ながらゴールを記録できたことは夢のようだ」と喜びを語ったが「素晴らしいことだけど、まだやるべきことはある。まだこれは始まりに過ぎないからね。トップチームのトレーニングへ参加することで、たくさんのことを学ぶことができた。本当にラッキーだったと思うよ。みんながいつも僕のことをサポートしてくれるし、ベストを尽くすために後押しもしてくれているからね」とも話し、今後の飛躍に向けて謙虚な姿勢を見せた。

そして「このゴールは家族に捧げたい。特に僕の母へね。母さんも僕がゴールを決めたなんて信じられないんじゃないかな」と述べ、これまで支えてきてくれた家族や母へメッセージを送っている。

欧州主要リーグで2000年代生まれの選手として初めてゴールを記録し、サッカー史の新たな扉を開いてみせたキーン。翌28日に2001年生まれのジェノアFWピエトロ・ペッレグリがローマ戦で先制点を決めたことで、欧州5大リーグで初めてゴールを記録した21世紀生まれの選手となったため、少しでもタイミングが違っていればここまで話題になっていなかっただろう。運も味方にするキーンは、サッカーの神様に愛され、将来の活躍が約束された選手の一人なのかもしれない。

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