“ローマの王子”の最後に涙 トッティが感動的スピーチ(動画アリ)

想いはいつもローマファンと共に

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ローマでのラストマッチを戦い終えたトッティ photo/Getty Images

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愛するクラブ一筋で、長きにわたりチームを支えてきた元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティだが、ついにローマでのキャリアを終えるときがやってきた。

28日にホームで行われたジェノア戦が、ローマでのラストマッチになることをTwitterを通して発表していたトッティ。自身も途中出場を果たした試合は、90分にディエゴ・ぺロッティが劇的な勝ち越し弾を決め、3-2で有終の美を飾っている。

試合後にはセレモニーも開催され、ファンやチームメイトなど、スタディオ・オリンピコにいるみなが涙。そして、トッティは最後のスピーチで次のような想いを明かした。伊『Gazzetta dello Sport』や伊『LA ROMA24.IT』など、多くの伊メディアが伝えている。
「ついに終わりを迎えることとなった。今はまだ何も話せないが、それは大変申し訳ないと思っているよ。ただ、決して簡単なことではなかったし、恐怖も感じているよ。だから、私は今もみんなの暖かさを必要としている。愛さえあれば、新たなページを開くことができるからね」

「ローマで生まれ、このチームのキャプテンを任されたことは名誉なこと。私の足でみなさんを楽しませることはもうできないが、私の想いはいつも共にある。子供のころから過ごしてきたロッカールームを後にすることとなったけど、28年間も与え続けてくれた愛情は私にとって誇りだし、本当に嬉しかったよ。私もみんなのことを愛している」

「28年間の歴史を伝えることは不可能だ。私の人生において、サッカーボールが常にお気入りのおもちゃだったし、それは今も変わらない。私は自らの足で自分自身を表現してきたけど、これは容易なことだった。でも、成長するためにいつかは何か決断を下さなければならないことを、時間が教えてくれたよ。2001年6月17日(セリエA優勝)と同じようにね。ときが経つのは早かったが、今も時間が私の肩をたたくんだ。私に成長しろと訴えかけるようにね」

この日は、多くのファンがトッティのローマでの最後を目に焼き付けたことだろう。はたして、「ローマの王子」は今後のサッカー人生においてどのような道を歩むのか。





参照元:クラブ公式Instagram

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