イブラ、バラック、元祖怪物、そしてブッフォン…… 英紙紹介「UCL優勝経験のない偉大な12人」

ブッフォンには今季チャンスが

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チャンピオンズリーグは欧州でプレイするサッカー選手にとって夢の場所で、この大会を制することは非常に大きな名誉だ。しかし、世界的な選手でありながら1度もチャンピオンズリーグを獲得したことがないままキャリアを終えた選手もいる。そこで英『FourFourTwo』は3日に迫ったファイナルを前に「優勝経験のない偉大な12選手」を特集しており、実に豪華な名前が並んでいる。

何と言っても注目はユヴェントスGKジャンルイジ・ブッフォンだ。世界を代表する偉大なGKだが、2002-03シーズンの決勝ではミランにPK戦の末敗北。2シーズン前の2014-15ではバルセロナに1-3で完敗しており、今回の決勝は3度目のチャレンジとなる。

ブッフォンと同じくユヴェントスの守備を支えたリリアン・テュラム、ファビオ・カンナバーロも優勝経験がない。テュラムはモナコで今のヨーロッパリーグにあたるUEFAカップは制しているが、ユヴェントスとバルセロナでは縁がなかった。
中盤からはフィリップ・コクー、パトリック・ヴィエラ、セスク・ファブレガス、ミヒャエル・バラック、パベル・ネドベドだ。ここは惜しい選手が多く、コクーは2004年当時バルセロナから契約延長のオファーを受け取りながらも母国オランダのPSVに移籍。バルセロナはその2シーズン後にチャンピオンズリーグを制している。ヴィエラはアーセナル時代に決勝で敗れ、さらに2010年1月には当時所属していたインテルを退団。インテルはそのシーズンに同大会を制している。

セスクは常勝軍団となっていたジョゼップ・グアルディオラ率いるバルセロナでもプレイしたが、最後まで縁はなかった。2014年にはチェルシーへ移籍したが、バルセロナはそのシーズンにチャンピオンズリーグを制している。シルバーコレクターとして有名なバラックはレヴァークーゼンに所属していた2001-02シーズンに決勝でレアル・マドリードに敗れ、チェルシーに所属していた2007-08シーズンには決勝でマンチェスター・ユナイテッドに敗れている。不運と言うべきか、準優勝に泣いたキャリアでもあった。

FWからはルート・ファン・ニステルローイ、元祖怪物ロナウド、エルナン・クレスポ、ズラタン・イブラヒモビッチだ。ファン・ニステルローイは同大会で3度も得点王に輝いているのだが、ファイナルに進んだことすらない。クレスポは誰もが記憶する2004-05シーズン決勝のイスタンブールの奇跡にミランの一員として出場し、得点も決めている。結局はリヴァプールに3点のリードを追いつかれて敗れてしまい、最大のチャンスを逃してしまった。イブラヒモビッチは、移籍のタイミングが悪かった。2009年夏にインテルを離れてバルセロナへ移籍したが、インテルはそのシーズンにチャンピオンズリーグを制覇。結局イブラヒモビッチはバルセロナにフィットせず2010年夏にミランへ 移籍したが、そのシーズンに今度はバルセロナが優勝している。

同メディアが紹介した選手は皆レジェンドと呼べる存在で、セスク、ブッフォン、イブラヒモビッチは今も現役だ。ブッフォンは今回の決勝でこの12人から抜け出すチャンスがあるが、レアル・マドリード相手に悲願達成はなるか。

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