チーム総得点の50%近くを1人で決めた男 ケルンのエースをマテウス氏もオバメヤンより重要と絶賛

その影響力は計り知れず

今季ブンデスリーガで5位に入ったケルンは、何と言ってもFWアントニー・モデストの存在が大きかった。モデストは25得点を決めて得点ランキング3位に入っており、モデストがいなければケルンはどうなっていたか想像もつかない。

独『Bild』によると、元バイエルンのローター・マテウス氏は得点王を獲得したドルトムントFWピエール・エメリク・オバメヤン、2位のバイエルンFWロベルト・レヴァンドフスキ以上にモデストが重要な存在だったと称賛している。

同氏はモデストについて「モデストはセンセーションなストライカーだね。恐らくはオバメヤンとレヴァンドフスキよりも重要な存在だ。ケルンの約50%にあたるゴールを決めているのだから」とコメントしており、実際モデストはチーム総得点51のうち1人で25点を挙げている。その影響力は凄まじいものがある。

また、もう1つ大きかったのが空中戦だ。モデストは今季1試合平均4・33回も空中戦を制しており、これはレヴァンドフスキ(1・65)、オバメヤン(1・23)と大きな差がある。シーズン合計にするとモデストは143回も空中戦に勝利しており、これはブンデスリーガでプレイするFWの中では最多の数字だという。

ケルンはバイエルンやドルトムントよりも相手に攻め込まれる時間が長いが、その苦しい状況下でもモデストはしっかりボールを収めてくれていた。得点だけでなく攻撃の形を作るうえでもモデストは重要な存在だったといえる。今夏にはケルンを離れるといった予想もあるが、モデストを失う影響は想像を遥かに超えるものがあるだろう。

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