クロトーネ指揮官が自転車でイタリア縦断!? 亡き息子への想いとファンとの約束を胸に1300キロ走破なるか

奇跡の残留で公約実行へ

奇跡の残留で公約実行へ

クロトーネの指揮官を務めるニコラ監督 photo/Getty Images

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セリエA最終節でラツィオを撃破し、奇跡のセリエA残留を決めたクロトーネの指揮官を務めるダビデ・ニコラ監督が、まもなく公約を実行する。

セリエA残留が絶望的なこともあり、4月初旬に「もし残留することができたら、クロートネからトリノまで自転車に乗ってもいいよ」と冗談交じりにメディアの前で述べていたニコラ監督。しかし、チームは終盤戦で残留に向けて猛追をみせる。そして4月以降、9試合戦って6勝1敗2分と、シーズン通して積み上げた勝ち点「34」の半分以上を積み上げ、見事残留を勝ち取った。

試合後から公約が実行されるのかに注目が集まっていたが、インタビューに応じたニコラ監督は「レースをするわけじゃないけど、約束は守る。クロトーネからトリノへ向かう準備はできているよ」とコメント。伊『SPORT MEDIASET』や伊『TUTTOSPORT』など複数メディアが伝えている。
同メディアらによると、残留が決まって以降、ニコラ監督はクロトーネのコーチ陣とこの件についてしっかりと話し合いを行っていたようで、9日にホームスタジアムのスタディオ・エツィオ・スチーダを出発し、9日間かけて約1300キロの道のりを走破する予定とのこと。そして、ターラント、バーリ、ペスカーラ、アンコーナ、リボルノ、ジェノアなど、ニコラ監督所縁の地を通ってトリノへ向かうようだ。

さらに、ニコラ監督にはこの公約実行に際して、1つの想いがあるという。それは3年前の出来事で、当時14歳だった息子のアレッサンドロくんが自転車に乗っていたところ、バスと接触。この交通事故で、最愛の息子が帰らぬ人となってしまった。そのため、同メディアらはこれも彼が公約を実行する理由の一つだと報じている。

はたして、ニコラ監督は約1300キロの自転車旅を無地走破することができるのだろうか。

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