両足タックル、暴力、ピッチ外での喧嘩も当たり前 英紙が選ぶバートン、ディックスら”悪童TOP10″

プレミアリーグをあらゆる意味で盛り上げた悪童たち

マンCと揉め事を起こすバートン photo/Getty Images

プレミアリーグといえば、激しいフィジカルバトルが繰り広げられることでも有名だ。それが1つの醍醐味でもあるのだが、中には暴力的すぎる選手もいた。今回英『Daily Mail』はプレミアリーグを代表する悪童をランキング形式で紹介しており、その激しさを振り返っている。

まず今も現役の選手でいうと10位に選ばれた元リヴァプールFWルイス・スアレス、8位に選ばれたバーンリーMFジョーイ・バートンの2人だけだ。スアレスはパトリス・エブラに人種差別的な発言をしたり、ブラニスラフ・イヴァノビッチに噛みつくなど出場停止処分に繋がる問題行動が何度かあった。バートンはスアレスよりもはっきりしていて、とにかく喧嘩腰。過去にはチームメイトのウスマン・ダボを殴打して負傷させたり、ピッチ外での暴力事件で起訴されたこともある。

他に選ばれたのはプレミアリーグの歴史に名を残す暴れん坊ばかりだ。9位には審判を突き飛ば したこともあるパオロ・ディ・カーニオ、両足タックルなど当たり前だったニール・ラドックが7位、ターミネーターの呼び名をつけられ、過去には競り合いで倒れたチェルシーのジョン・スペンサーを飛び越えると見せかけて足の裏で頭部を踏みつけたこともあったジュリアン・ディックスが6位だ。

5位には誰もが知る悪童ロイ・キーンが選ばれた。やられたらやり返すの精神を持っており、自身がひざを負傷した際に挑発してきたアルフ・インゲ・ハーランドに復帰してから報復とも取れる超ハードタックルを喰らわせたことは有名だ。その他にもパトリック・ヴィエラとのやり合いなど、何かと話題になる熱い選手だった。

4位には168cmと小柄ながら頭に血がのぼりやすかった デニス・ワイズ。チェルシーで10年以上プレイするなど優秀な選手だったが、ピッチ外でも暴行事件を起こして問題になったり、レスター・シティ所属時にはチームメイトの顎の骨を折って追放されている。

3位はそんな小柄なデニス・ワイズとは真逆で、193cmと威圧感たっぷりのダンカン・ファーガソン。ボールを奪いにきたポール・インスを投げ飛ばしたり、レンジャーズでプレイしていた際にはジョン・マクステイに頭突きを喰らわせており、暴行の罪で禁固刑の処分を受けている。

2位には引退後に俳優としても活躍するヴィニー・ジョーンズだ。ジョーンズもファイト溢れるプレイが持ち味で、足の裏を見せたタックルで相手を攻撃することなど日常茶飯事。空中戦では相手の顔面を目視しながら肘を出したり、アーセナル戦では自身にプレスをかけにきたアンデシュ・リンパルの後頭部あたりにパンチを見舞うなど、今の時代では考えにくいハードなプレイが多かった。あのエリック・カントナに激しいタックルを見舞っていたのも印象的だ。

そして1位にはそのカントナが選ばれている。カントナはジョーンズに比べるとエレガントな選手だったが、相手サポーターにカンフーキックを喰らわせるなど怒ると何をするか分からない恐さがあった。プレイはもちろん、こうした荒々しい行動でも記憶に残っているプレミアリーグを代表するレジェンドだ。

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