“最悪の誕生日”となった西川周作 痛恨の飛び出し&キックミスで逆転負けの原因に

判断の悪さが目立つ西川

痛恨のミスを犯した西川 photo/Getty Images

18日に明治安田生命J1リーグ第15節が行われ、浦和レッズがジュビロ磐田に2-4で敗れた。

試合序盤から磐田のハイプレスに苦しめられ、ビルドアップがままならなかった浦和。36分には磐田にフリーキックが与えられ、浮き球が浦和陣内に送られると、ペナルティエリア内前方に飛び出したGK西川周作が捕球に失敗し、ボールは浦和のゴール方向へ。磐田DF大井健太郎にこぼれ球を押し込まれ、嫌な形で失点を喫した。

43分と56分の阿部勇樹の得点で勝利を手繰り寄せたかに見えた浦和だが、この試合でも相手のカウンターに対するケア不足を露呈。68分、敵陣でのパスミスからロングボール1本で磐田にチャンスを作られると、ペナルティエリア外に飛び出した西川がボールを処理。しかし、西川のクリアボールが相手MFアダイウトンに当たるという不運に見舞われ、ボールを拾った同選手に同点ゴールを奪われた。一度逆転に成功した試合で同点に追いつかれたショックを拭いきれなかった浦和は、68分に投入されたMF松浦拓弥の独特な間合いのドリブルに翻弄され、74分と80分には同選手に連続ゴールを奪われて黒星を喫している。

31歳の誕生日で犯した前述のミスも然ることながら、今季の同リーグで12試合以上出場しているGKのなかで最低のセーブ率を記録するなど、波に乗りきれていない西川。ロシアワールドカップ・アジア最終予選を戦う日本代表からも落選し、苦境に陥っている同選手だが、今一度プレイの確実性を高めたいところだ。

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