ケルン・大迫勇也のセンターフォワード固定はあるか? 独紙が求めるモデストの穴埋め

モデストの完璧な代わりはいない

モデストの完璧な代わりはいない

モデストと大迫勇也 photo/Getty Images

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今季ブンデスリーガで5位に入ったケルンは、来季ヨーロッパリーグにチャレンジすることになる。しかし、今季25得点を記録したエースのアントニー・モデストには移籍の噂が続いており、中国行きに近づいていると言われている。ケルンはヨーロッパリーグとリーグ戦の両方を戦うために選手層を厚くする必要があることに加え、モデストの穴を埋める作業をしなければならない。

独『Express』はケルンがどうやってモデストの穴を埋めるのかに注目しているが、大前提としてモデストの代わりを務められる選手を見つけることはほとんど不可能だと伝えており、新たなFWとともにチーム全体でカバーしていく考えを示している。

現在獲得リストに挙がっているのはケルンのユース出身者でもあるホッフェンハイムのマルク・ウート、マインツで武藤嘉紀とコンビを組むジョン・コルドバ、ハンブルガーSVのアメリカ代表FWボビー・ウッド、同じくハンブルガーSVのミヒャエル・グレゴリッチュらだ。しかしこの中で得点を二桁に乗せた者は存在せず、ウッド、グレゴリッチュ、コルドバは5得点、ウートもリーグ戦では7得点に留まる。得点力の部分でモデストの穴を埋めるのは難しいだろう。
そして同メディアがもう1つ提案したのは日本代表FW大迫勇也をセンターフォワードに固定するやり方だ。今季の大迫はトップ下などチーム事情に合わせてポジションを変え、中盤とモデストを繋ぐ役目としてもチームに貢献した。一方で7得点と結果も残しており、大迫の得点力を活かすやり方にシフトするのも手だ。同メディアは現所属メンバーの中からの穴埋め案として大迫の名前を挙げているが、シーズンを通して最前線でプレイできれば二桁得点も夢ではないだろう。

ヨーロッパリーグを戦えることの希望より不安の方が大きくなっているようにも思えるが、ケルンはモデスト退団の場合にどう穴を埋めるのか。上手く両方のコンペティションを戦わなければリーグ戦で順位を落としてしまう危険もあるだけに、今夏のFW獲りは非常に重要なミッションになりそうだ。

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