[コンフェデ杯]チリ、獰猛なプレッシングでゲームを支配も 独がワンチャンスをモノに

両軍の持ち味が発揮された好ゲーム

先制点を挙げたサンチェス photo/Getty Images

22日にコンフェデレーションズカップ2017のグループステージ第2節が行われ、グループBのドイツ代表がチリ代表と対戦した。(以下、代表略)

序盤は素早い攻守の切り替えを見せたチリがゲームを支配。すると6分、ビダルとのパス交換で抜け出したサンチェスがペナルティエリア内に侵入してシュート。トーキックで放たれたシュートは相手GKテア・シュテーゲンのニアサイドを射抜き、チリが先制点を挙げた。

先制した後も獰猛なプレッシングを披露し、ドイツのボールポゼッションを封じたチリ。19分にはバルガスがペナルティエリア付近でミドルシュートを放つが、シュートは惜しくもクロスバーに直撃した。

チリの連動したプレスに苦しめられたドイツだが、何とかワンチャンスをモノにする。41分、E・チャンが敵陣バイタルエリアまでボールを持ち運び、左サイドを駆け上がったヘクターにパス。ヘクターからの低い弾道のクロスにシュティンドルがワンタッチで反応し、同点ゴールを挙げた。両軍が1点ずつを奪い合い、前半を終える。

後半開始以降ハイプレスの強度が低下したチリは、サンチェスを起点にロングカウンターを仕掛ける。しかし、ラストパスやシュートの精度を欠き、なかなか得点に結びつかない。一方のドイツも前半と比べて中盤でショートパスを回す時間帯が増えたものの、相手の守備ブロックを切り裂くようなパスやシュートを放つことができなかった。

結局試合はこのまま終了。チリが果敢なプレッシングサッカーで試合をコントロールしたものの、ドイツが粘り強い守備を見せ、引き分けに持ち込んだ。

[メンバー]
ドイツ:テア・シュテーゲン、ジューレ、ムスタフィ、ギンター、キミッヒ、ヘクター、ルディ、E・チャン、ドラクスラー、ゴレツカ、シュティンドル

チリ:エレーラ、イスラ、メデル(→P・ディアス 71)、ハラ、ボセジュール、M・ディアス、アランギス(→シルバ 89)、ビダル、エルナンデス、バルガス(→ロドリゲス 81)、サンチェス

[スコア]
ドイツ 1-1 チリ

[得点者]
ドイツ:シュティンドル(41)

チリ:サンチェス(6)

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