審判の目を欺くダイブを根絶へ! 元プレミアリーグの審判は「騙されてもVARでチェックできる」

ダイブによるPKを根絶へ

ダイブを試みるサネ photo/Getty Images

現在ロシアで開催されているコンフェデレーションズカップでは、際どい判定をビデオでチェックするVARが注目を集めている。今大会でも何度かビデオ判定でゴールが取り消される事態が起きており、誤審が生まれにくい状況ができている。まだまだ改善すべき点は多いが、判定に不満が出にくくなっているのは事実だ。

そのVARにプレミアリーグで審判を務めたハワード・ウェブ氏が期待しているのは、ダイブの根絶だ。今季もプレミアリーグでは何度かペナルティエリア内で意図的にPKをもらおうとする選手がおり、人間の目だけで接触の有無を判断するのは難しくなってきている。

プレミアリーグは来季よりシミュレーション行為をおこなった選手に対して罰則を厳しくする考えを示しているが、ウェブ氏はVARも加えることで精度を高めることができると期待している。

英『Daily Mirror』によると、同氏は「選手が接触もないのに転倒し、それに審判が騙されることがある。しかしVARはそれをチェックできる。審判はそれからPKをキャンセルすることができ、ダイブした選手にはカードを出し、フリーキックからゲームを再開することになる」とコメントしており、悪質なシミュレーション行為が減ることを期待している。

また、同メディアのアンケートでも93%もの人がVARの導入に賛成している。チェックに時間がかかったとしても、正しく判定してほしいと望んでいる者が圧倒的に多くなっている。イングランドでは来季のリーグカップでVARを採用する考えもあるようだが、厳しい罰則とVARの組み合わせでダイブを根絶することは可能なのだろうか。

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