ポルトガルのEURO2016制覇は偶然じゃない! 代表監督は「90分で勝ったのは1試合だが……」

コンフェデは実力を示す機会に

ポルトガル代表監督のサントス photo/Getty Images

現在EURO2016王者としてコンフェデレーションズカップに参加しているポルトガル代表をサッカーファンはどう捉えているだろうか。ポルトガルは確かにEURO2016を制したが、実力ではドイツ代表やフランス代表の方が上と考えている人もいるのではないか。

なぜならポルトガルはEURO2016でグループステージを未勝利の3位で通過し、決勝トーナメントに入ってからも90分以内に決着をつけたのは準決勝のウェールズ戦のみだ。ポーランドとのPK戦を含めラッキーがあったと考えている人も多いだろう。

しかし、ポルトガル代表を率いるフェルナンド・サントスはそうした解釈が正しいものではないと主張する。『FourFourTwo』によると、サントスはポルトガルがEUROを制したのは実力があるからだと語り、ラッキーとの見方には賛同していない。

「ポルトガルは常に良いプレイをしている。そうじゃなければ欧州王者になることはないよ。そうした疑問があることも分かる。ポルトガルは90分で勝った試合が1つしかないが、決勝トーナメントの4試合に勝たないと誰も欧州王者にはなれないんだ。そしてポルトガルはその4試合に勝った。これを忘れてはならない。試合は120分まであり、これは90分のゲームとはまた異なるものだ。ポルトガルは3度の延長戦に良い準備をし、そのすべてに勝利したんだ」

今回ロシアで開催されているコンフェデレーションズカップは、真の実力を証明する絶好の場となる。ポルトガルとは別のグループではチリ、ドイツと強敵がいるため、準決勝でそのどちからと対戦するようなことになれば非常に興味深いものとなるだろう。欧州王者として真の実力を見せてほしいところだ。

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