今戦えばどちらが勝つ!? 2014W杯でブラジルを粉砕したドイツ代表監督「彼らは変わった」

南米予選では圧倒的な強さを披露

南米予選では圧倒的な強さを披露

ドイツに大敗を喫した当時のブラジル photo/Getty Images

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今でも世界のサッカーファンは覚えているだろう。2014ブラジルワールドカップの準決勝で、開催国ブラジルがドイツに1-7の大敗を喫したのだ。「ミネイロンの悲劇」とも呼ばれるこの試合は衝撃的で、あのブラジルがホームでドイツにボコボコにされてしまった。当時は組織力を含め、あらゆる点でドイツが上回っていた。

しかし、ドイツ代表を率いるヨアヒム・レーヴは翌年のロシアワールドカップでブラジル代表が優勝候補の一角だと確信している。現在ドイツはコンフェデレーションズカップ2017に参加しているが、『FourFourTwo』によるとレーヴは「私はあの準決勝の経験からブラジルが回復したと信じている。彼らは良い方向に変わった。あの準決勝からはポジティブだ。彼らは多くの試合に勝利しているし、より強固になっている。ブラジルには優秀なタレントが多くいるし、彼らは常にワールドカップの優勝候補だ」とコメント。ブラジルがより強力なチームに生まれ変わったと感じていることを明かしている。

ブラジルはすでにロシアワールドカップ出場を決めており、南米予選でも圧倒的な強さを誇っていた。ネイマールを中心にフィリペ・コウチーニョ、ロベルト・フィルミーノ、ガブリエウ・ジェズスなど攻撃陣の顔ぶれも変化。GKにもエデルソン・モラレスのような優れた若手が出てきており、前回大会のチームを上回るだけのタレント力がある。
一方の世界王者ドイツも今回のコンフェデレーションズカップではメスト・エジルやマヌエル・ノイアーら主力の多くを休ませているが、Bチームでも世界と互角に戦えることを証明している。この層の厚さは驚異で、ドイツもロシアワールドカップの優勝候補なのは間違いない。ロシアの地でもう1度ブラジルとドイツの直接対決が実現すれば興味深いが、今のブラジルにはリベンジするだけの実力があるだろうか。

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