二人の“マクシミリアン”がドイツの旗頭に? エジル、ロイスに匹敵の司令塔誕生か

驚きのスタッツが明らかに

CKで同点ゴールをアシストしたアーノルド photo/Getty Images

27日にU-21欧州選手権の準決勝が行われ、U-21ドイツ代表が同イングランド代表にPK戦の末、4-3で勝利した。(以下U-21略)

120分間でボール支配率69%を記録したほか、枠内シュート18本を放って2点を挙げるなど、高い攻撃力を誇示したドイツ代表。個人能力の高さも見せつけた同国代表だが、マクシミリアン・フィリップとマクシミリアン・アーノルドの驚異的なスタッツが明らかにされた。

まず、M・アーノルド(現ヴォルフスブルクMF)は同試合で94本のパスを成功させ、5回の決定機を創出。同試合に出場したフィールドプレイヤーの中で最多のパス成功数を記録したほか、70分にはコーナーキックでFWフェリックス・プラッテのゴールをアシストした。また、同試合の前半に意表を突いたノールックパスでチャンスを演出するなど、現アーセナル所属MFメスト・エジルを彷彿とさせる創造性豊かなプレイも披露している。

次に、2017-2018シーズンよりドルトムントでプレイすることが決まっているM・フィリップは、ファイナルサード(※)で100%のパス成功率を記録。卓越した足下の技術で同国代表のポゼッションサッカーを体現したほか、空中戦の勝利数とタックル成功数で上位3名にランクインするなど、マルコ・ロイス(現ドルトムント)を彷彿とさせるような献身的な守備も披露した。

各セクションに有望な若手を数多く抱える同国代表だが、今後は二人のマクシミリアンがドイツの旗頭となるかもしれない。

※ピッチを3分割した際の敵陣に近い区域のこと。なお、文中のスタッツはスポーツデータカンパニー『opta』の数値を参照。

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