C・ロナウドが”PK戦5人目”は正しいのか? スペイン紙「最初にすべきなのか、最後の方なのか」

5人目だと回ってこない場合も

5人目だと回ってこない場合も

ポルトガル代表のエースを務めるロナウドphoto/Getty Images

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28日にコンフェデレーションズカップ準決勝でチリ代表と対戦したポルトガル代表は、PK戦の末に敗れてしまった。このPKではチリのGKクラウディオ・ブラボが抜群の反応を見せて3人連続でストップし、あっさりと勝負をつけてしまった。

ここで注目されているのがPKキッカーの順番だ。ポルトガルで最も信頼できるPKキッカーはクリスティアーノ・ロナウドだ。ロナウドはクラブでも常にPKを担当しており、外したケースはほとんどない。メンタル部分でもPKに慣れているところがあるだろう。しかし、この試合ではロナウドまで順番が回ってこなかった。

これに対して英『Daily Mail』は、「なぜロナウドはいつも5番目なのか?」と疑問を投げかけている。ロナウドはレアルでもPK戦にもつれた場合は最後の5人目を担当することが多く、2015-16シーズンのチャンピオンズリーグ決勝アトレティコ・マドリード戦でも5人目のキッカーを担当してチームを勝利に導いている。
ただし、5人目の場合は最後まで回ってこない可能性もある。スペイン『MARCA』は「PK戦では最も得意としている選手が最初に蹴るか、それとも5番目など最後の方に蹴るか、どちらがいいのか」と伝えており、ロナウドが最後に構えているパターンが正しいのか議論している。

実際ロナウドはEURO2012の準決勝スペイン代表戦のPK戦でも5人目だったが、この時もポルトガルの選手が2人失敗したためロナウドまで回ってくることなく敗れてしまった。勝利を決めるプレッシャーのかかった場面になるケースが多い5人目も大切だが、回ってこないのでは意味がない。

PKに最も自信を持っている選手に1番手を担当してもらい、最初の1本を決めてチームに流れを呼び込んでもらうという方法もある。確実に回ってくる3番手も重要なポジションと言われているが、キッカーの順番はどのように決めていくべきなのか。ロナウドが担当できなかったことで順番の決め方が注目を集めているようだ。

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