モラタは本当にワールドクラスか? マンU行きが噂も米メディアは「スタメンかは分からない」

レアルでチャンスを待つ手もある

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去就が注目されるモラタ photo/Getty Images

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先発出場の増加を求めているレアル・マドリードFWアルバロ・モラタは、今夏にクラブを離れる可能性が噂されてきた。モラタの得点力は誰もが認めるところなのだが、レアルではあくまでエースのクリスティアーノ・ロナウドが主役だ。そのロナウドの力を最大限引き出せるカリム・ベンゼマがセンターフォワードで固定されている状態で、モラタの方が得点を決めていたとしてもベンゼマの牙城はなかなか崩せない。

モラタが不満に感じるのも無理はなく、今夏はマンチェスター・ユナイテッドが獲得に近づいていると言われてきた。しかし、モラタは本当にワールドクラスのFWなのだろうか。マンUはズラタン・イブラヒモビッチに代わるセンターフォワードを探しており、得点力アップが今夏のテーマでもある。モラタは理想的なターゲットと言えるが、米『ESPN』は「マンUでもスタメンで出場できるかは不透明」と伝えている。マンUがモラタの獲得だけで満足するとは限らないからだ。

モラタの得点力は非常に高いが、バイエルンFWロベルト・レヴァンドフスキやアトレティコ・マドリードFWアントワーヌ・グリーズマンらと比較するとやや劣る。ビッグタイトルを狙うマンUのようなメガクラブのセンターフォワードにモラタがふさわしい存在なのかは微妙なところで、マンUがモラタ1人の獲得で大満足するとは思えない。グリーズマンも今夏マンUが狙っていた選手の1人だが、仮にモラタとバッティングすればグリーズマンが先発で起用される可能性が高い。まだ成長段階でもあるモラタを真のワールドクラスのFWと呼ぶべきなのか、ここは悩めるポイントだ。
同メディアはレアルに残留する選択肢も悪くないと伝えており、現在1番手のベンゼマはすでに29歳だ。いずれはパフォーマンスのレベルが落ちてくるはずで、同メディアも2年ほど我慢すればモラタにチャンスが訪れるかもしれないと伝えている。早くビッグクラブで1番手になりたい気持ちも分かるが、もう少しだけ待ってみるのも1つの手かもしれない。

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