ガンバの王様・宇佐美、”2度目の海外挑戦”も大失敗? 出場機会は激減、代表入りも危険な状態に

アウグスブルクの補強は失敗か

アウグスブルクの補強は失敗か

アウグスブルクの宇佐美 photo/Getty Images

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昨夏2度目の欧州挑戦としてドイツのアウグスブルクに加入したFW宇佐美貴史は、来季自身の価値を示すことができるのだろうか。1年目となった2016-17シーズンはほとんど出場機会が与えられず、継続して呼ばれていた日本代表メンバーに入ることすら難しい状況になってしまった。

残留が第一目標のチームらしく、アウグスブルクのサッカーはまず守備からだ。ワイドな位置で起用された宇佐美は守備に走り回る展開ばかりが目立ち、肝心の攻撃面ではシュートも打てずに試合を終えることもあった。これは宇佐美が望んでいた欧州挑戦の形ではないだろう。

地元紙『Augsburger Allegemeine』も2014年に加入し、今夏オランダのフィテッセに完全移籍することになったスロベニア人FWティム・マタヴジュなどと同じように、宇佐美を補強の失敗作と捉えている。まだ宇佐美には挽回のチャンスが残されているが、2016-17シーズンのパフォーマンスを考えると宇佐美の補強が成功だったとは言い難い。1年目の出来を評価するなら失敗と捉えられても仕方がないだろう。
問題はここからだ。宇佐美は1度目のブンデスリーガ挑戦でもバイエルン、ホッフェンハイムで苦しい日々を過ごしたが、当時は挽回できないまま日本に戻ることになった。今回のアウグスブルク挑戦には並々ならぬ覚悟があるはずで、1度目のブンデスリーガ挑戦と同じ結果は個人的にも許せないだろう。来季はもう少しゴールに近いエリアで起用される可能性が高いとも言われているが、ガンバ大阪で王様だった天才プレイヤーは今度こそドイツで成功を収められるか。

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