アンリ、ベルカンプ、エジルに続け! アーセナルが”史上最高額”を支払った選手は大ヒットばかり

ラカゼットにも同様の期待が

ラカゼットにも同様の期待が

アーセナルの司令塔エジル photo/Getty Images

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先日アーセナルはリヨンからFWアレクサンドル・ラカゼットの獲得を発表した。移籍金はクラブ史上最高額となる4650万ポンドと言われており、2013年に4250万ポンドでレアル・マドリードから加入したMFメスト・エジル以来となる最高額更新となった。

何より期待されるのは、近年アーセナルがクラブ史上最高額を支払って獲得した選手が成功を収めていることだ。英『Daily Mirror』は1990年にQPRから当時の史上最高額で移籍したGKデイビッド・シーマン以降の史上最高額更新者を振り返っているが、アーセナルで大成功を収めた選手は多い。

シーマン獲得の翌年にはクリスタル・パレスからFWイアン・ライトをクラブ史上最高額となる250万ポンドで獲得。ライトはサッカー史に名を残す名手で、アーセナルでも得点を量産してタイトル獲得に貢献している。その4年後にはインテルから750万ポンドでオランダ代表のテクニシャン、デニス・ベルカンプを獲得。ベルカンプはアーセナルで300試合以上に出場し、プレミアリーグも3度獲得している。
さらにその4年後の1999年には、クラブ史上最高のFWと言ってもいいティエリ・アンリを1100万ポンドで獲得。アンリはアーセナルを象徴するストライカーで、チームを無敗優勝などに導いた。その翌年にはアンリと同じフランス代表のシルヴァン・ヴィルトールを1300万ポンドで獲得。アンリほどではないが、ヴィルトールもロベール・ピレスらフランス人選手と一緒にタイトル獲得に貢献。プレミアリーグ2度、FAカップも2度制している。

そこからは少し間隔が開くが、2009年にはゼニトからアンドレイ・アルシャビンを1500万ポンドで獲得。同メディアはアルシャビンが唯一の失敗だったと伝えており、他の史上最高額更新選手と比較するとインパクトが弱かったかもしれない。

そして2013年、レアルから4240万ポンドでエジルを獲得。価格も一気に跳ね上がり、近年の市場感覚が異常なものになってきていることを感じさせる。エジルは時折悪いパフォーマンスも見せるものの、同メディアは獲得が成功だったと分析している。そう考えるとアーセナルの選手を獲得する判断は正しく、史上最高額で獲得された選手はしっかりと結果を出している。ラカゼットも同じく大ヒット選手になることが期待されるが、フランス人FWはアーセナルを再びリーグタイトルへと導けるだろうか。

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