ウッチーもヨッチも南野も”ロシアW杯”へ! 勝負のシーズンを前に3選手が抜群のスタート

トレーニングマッチで好パフォーマンス

トレーニングマッチで好パフォーマンス

日本代表でプレイする内田 photo/Getty Images

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来年のロシアワールドカップへ向け、日本人選手が所属クラブで最高のスタートを切っている。まずは2016-17シーズンも得点を量産していたザルツブルクFW南野拓実だ。南野は7日におこなわれたベルギー王者・アンデルレヒトとのトレーニングマッチに出場し、2得点を記録。1点目は味方のシュートがポストに当たった跳ね返りを確実に沈め、2点目はペナルティエリア左寄りでボールを受けると左足を一閃。鋭いシュートがゴール右隅に決まり、チームの勝利を決定づける得点となった。さらに南野は前半に韓国代表FWファン・ヒチャンのゴールまでアシスト。中盤で巧みなダブルタッチで相手をかわすと、冷静なスルーパスからヒチャンのゴールをお膳立てしている。

マインツでは、FW武藤嘉紀だ。マインツは8日にアーヘンとトレーニングマッチをおこない、武藤は後半から出場。すると右サイドからのグラウンダーのクロスに詰めて得点を記録。その後も味方の縦パスに走り続け、チャンスメイクに貢献。チームは2-1と辛勝だったが、まずまずのスタートを切っている。

そしてシャルケDF内田篤人だ。内田はエアケンシュヴィック戦に後半から出場すると、左サイドからのクロスボールに反応。右足でトラップすると相手DFをかわして左足で得点を記録。相変わらずサイドバックの選手とは思えないほどの攻撃力を見せつけた。さらに1点目の6分後には、味方のロングボールに抜け出したFWハジ・ライトとクロスする形で一気にペナルティエリア内へ。最後はハジのクロスに合わせて2点目を記録した。怪我の不安を感じさせないロングランで、順調に回復している姿を見せてくれている。
この3人に期待されるのは、日本代表のメンバー入りだ。内田も代表戦に意欲があることを明かしており、ロシアはキャリアの集大成として1つの大きな目標になるだろう。最近はマルセイユで好パフォーマンスを見せている酒井宏樹が日本代表の右サイドバックを守っているが、内田には酒井にない攻撃のビジョンがある。それは代表にとって大きな武器となるはずだ。

南野はなぜ代表に呼ばれていないのか不思議なほどで、同世代の久保裕也が代表の主力になっていることを考えると南野にも代表に入ってきてほしいところ。来季さらなる活躍を見せてヴァイッド・ハリルホジッチ監督の信頼を掴み取ってもらいたい。武藤は怪我の影響などで代表に呼ばれない時期が続いているが、本来は代表でプレイできるだけの実力を持っている選手だ。来季はシーズンを通しての活躍で代表入りに繋げたいところだ。

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