関根貴大は世界で戦える逸材か スピード、突破力はドルトムント守備陣をも切り裂くほどの威力!

シュメルツァーが翻弄される場面も

ドルトムント戦で好プレイ披露した関根 photo/Getty Images

15日に行われた浦和レッズとドルトムントのJリーグワールドチャレンジ2017は、ドルトムントにとってはあくまで新シーズンへ向けた調整の場だ。しかし浦和レッズの選手にとっては、世界に自身の価値を示すチャンスでもある。特に若い選手は海外挑戦へ向けて能力をアピールする場となる。

中でも印象的だったのは右のウイングバックで先発した関根貴大だろう。関根は抜群のスピードと突破力を持った選手で、Jリーグでは非常に有名な存在だ。その関根はドルトムントの左サイドバックを務めるマルセル・シュメルツァーを何度かぶち抜くドリブルを披露。ドルトムント側のコンディションが万全ではなかったことも関係しているだろうが、関根の縦へのスピードにドルトムント守備陣が振り切られるシーンもあった。

左サイドに回った後半も印象的だった。右サイドとは違い、ボールを受けてから中に入って絶妙なサイドチェンジを見せるなど、視野の広さもアピール。さらに57分にはGK西川周作のロングボールに抜け出し、一気に相手ゴール前へ迫るプレイも披露。シュートは外してしまったが、そのスピードは世界でも通用するはずだ。

何より関根の動きからは結果を残そうとの意思が感じられた。GKと1対1となった57分のシーンでもペナルティエリア内にはズラタンが走りこんできていたが、関根には自らシュートを決めようとの意識があった。こうした思い切りの良さも海外で通用しそうなオーラを感じさせるものがある。

関根自身も海外でのプレイに興味があるようで、以前からブンデスリーガのクラブが注目しているとも言われていた。22歳とまだ若いこと、スピードを武器とした突破力は大きな強みだが、関根は海外でプレイするだけの能力を持った選手ではないだろうか。

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