これが新生ミランだ ボヌッチ、ビリアら”ニューフェイス”続々登場でバイエルンを4発撃破

得点を喜ぶケシエとクトローネ photo/Getty Images

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新加入組が躍動

今夏に超積極的な補強を展開しているミランは、新シーズンにどんな戦いを見せてくれるのか。22日におこなわれたインターナショナル・チャンピオンズ・カップのバイエルン戦は少し形が見えたゲームだったのではないか。

この試合のミランはGKにジャンルイジ・ドンナルンマ、最終ラインには右からイグナツィオ・アバーテ、クリスティアン・サパタ、新加入のマテオ・ムサッキオ、左サイドバックにも新加入のリカルド・ロドリゲスが入った。中盤は戻ってきた主将リッカルド・モントリーヴォ、ジャコモ・ボナベントゥーラ、そして新加入のフランク・ケシエがトライアングルを組む。前線はワイドな位置にエムバイェ・ニアング、新加入のファビオ・ボリーニ、最前線には若いパトリック・クトローネが入っている。

一方のバイエルンはGKに17歳のクリスティアン・フリュヒトル、最終ラインは右からラフィーニャ、マッツ・フンメルス、ダビド・アラバ、ファン・ベルナト。中盤はクラブ史上最高額で加入したコランタン・トリッソとハビ・マルティネスがボランチに入り、2列目は右にキングスレイ・コマン、左にフランク・リベリ、前線にはトーマス・ミュラーとロベルト・レヴァンドフスキが入っている。バイエルンは先日アーセナルと対戦しているが、そこから変更点はGKとハメス・ロドリゲスが下がっただけで、ベストメンバーに近い。
そのバイエルン相手に、ミランは新戦力が結果を出す。14分、左サイドからロドリゲスがワンツーで抜け出すと、グラウンダーのクロス。これが相手に当たって跳ね返ったボールをケシエが押し込み、ミランが先制する。さらにその10分後には左サイドでフリーキックを得ると、ロドリゲスの正確なボールに若いクトローネが頭で合わせて追加点を奪う。ロドリゲスの正確な左足は新シーズンに向けた大きな武器になると期待されていたが、その形をプレシーズンマッチで確認することができた。今後も右のハカン・チャルハノールと合わせて強力な武器となるだろう。

さらに43分にはカウンターから左サイドを上手く崩し、ボナベントゥーラのグラウンダーのクロスにまたクトローネが合わせて3点目。前半だけで3点ものリードを得ることに成功する。

そして迎えた後半、ミランはアバーテに代わってアンドレア・コンティ、モントリーヴォに代わってルーカス・ビリア、クトローネに代わってアンドレ・シウバと新戦力が続々登場。さらに63分にはサパタに代わってユヴェントスから加入したレオナルド・ボヌッチ、ボリーニに代わってチャルハノールが登場。ニューフェイスが勢揃いする格好となった。また、80分にはジャンルイジ・ドンナルンマに代わって兄のアントニオ・ドンナルンマが入るという珍しい交代カードも実現している。

後半はややバイエルンに押し込まれる展開となったが、ミランはチーム全員の守備で何とかしのいでいく。すると85分、左サイドでボールを受けたチャルハノールがドリブルでボールを運んでミドルシュート。カットインからのお手本のようなシュートでミランが4点目を得ることに成功する。

試合はそのまま終了し、ミランが4-0と大勝。プレシーズンマッチではあるものの、新生ミランが最高のパフォーマンスを見せた。


[スコア]

ミラン 4-0 バイエルン

[得点者]

ミラン:ケシエ(14)、クトローネ(25、43)、チャルハノール(85)

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