「彼は間違ったマンチェスターの方にいる」 マンCが誇る驚異の17歳にG・ネビル氏が驚きの指摘

マンU戦で好印象残したフォデン photo/Getty Images

先日のマンU戦で大活躍

先日インターナショナル・チャンピオンズ・カップでマンチェスター・ユナイテッドとのダービーマッチを戦ったマンチェスター・シティには、嬉しい驚きがあった。先発出場した17歳のMFフィル・フォデンが見事なパフォーマンスを見せてくれたのだ。フォデンはポール・ポグバやアンデル・エレーラ相手にも果敢に仕掛け、ドリブル、シュートなど高い攻撃性能を持っていることを証明した。試合後には指揮官ジョゼップ・グアルディオラも称賛していたが、この試合で最も目立っていた選手と言っていいだろう。

フォデンが今後どのような成長を見せてくれるのか非常に楽しみだが、マンUのOBで現在は解説を務めるガリー・ネビル氏はフォデンがマンCにいるのは間違いだと指摘している。英『Daily Mail』によると、ネビル氏は自身のTwitterで「彼はチャンスを継続して与えてもらううえで、間違ったマンチェスターの方にいるよ。シティには優秀な若手が数多くいる。彼らはプレイすべき」と述べている。

この試合ではフォデン以外にもイングランドのメッシと言われるパトリック・ロバーツ、フォデンと同じ17歳のブラヒム・ディアスなど興味深い若手タレントが出場している。しかしマンCの攻撃陣は非常に豪華で、彼ら若手選手が継続的にチャンスをもらうのは難しい。2016-17シーズンはユース出身者としてケレチ・イヘアナチョがチャンスをもらっていたが、冬にガブリエウ・ジェズスがやってきたことでグアルディオラの構想から外れてしまっている。

一方のマンUもタレントが揃っているのだが、ネビル氏はマンUの方が若手にチャンスを与える環境があると考えているようだ。確かにルイ・ファン・ハールが率いていた際には現在ブレイクしているマーカス・ラッシュフォードやジェシー・リンガード、他にもティモシー・フォス・メンサーなど若い選手に積極的にチャンスを与えていた。2016-17シーズンも怪我人が続出したこともあってアクセル・トゥアンゼベもチャンスを得ている。

果たしてフォーデンはマンCに所属したままで飛躍的な成長を遂げることはできるのか。レロイ・サネ、ベルナルド・シウバ、ラヒーム・スターリング、ケビン・デ・ブライネ、ダビド・シルバらが揃うマンCでチャンスを得るのは至難の業だ。

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