久保裕也が”らしくない力み”から至近距離シュートを外す…… ヘントは完封されて開幕2連敗に

昨季ヘントで大爆発だった久保 photo/Getty Images

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珍しくシュート時に力む

ヘントに所属する日本代表FW久保裕也は昨季とんでもないパフォーマンスをベルギーで披露したのだが、今季は開幕から苦しいスタートとなってしまった。開幕戦のシント・トロイデン戦は途中出場で、チームは2-3と敗北。さらに6日に行われた第2節のアントワープ戦も0-1で落としてしまい、ヘントは開幕2連敗となった。久保はこの試合で先発しているが、チームを救うことはできなかった。

また、アントワープ戦では久保らしくないプレイもあった。1点を追う終盤には味方の蹴ったフリーキックを相手GKが弾き、そのボールを久保がゴール前で拾ったのだが、至近距離からのシュートはまさかの枠外へ。相手DFも寄せてはいたが、久保なら仕留めてもおかしくないシチュエーションだった。

特に久保はシュートを打つ際に無駄な力が抜けていることも大きな特徴で、その落ち着きは日本人選手の中でも群を抜いている。それがクラブと日本代表で得点を量産できている理由でもあったのだが、今回のアントワープ戦はその冷静さが見られなかった。
このフリーキックのこぼれ球からシュートに繋げた場面でも、久保の左足ショットには珍しく力みがあった。昨季の得点の半分を利き足と逆の左で決めていることも特徴だったのだが、この試合では残念ながら左足も炸裂しなかった。

またヘントは4日におこなわれたヨーロッパリーグ予選3回戦でアルタッハに敗れており、シーズンのスタートは非常に悪い。久保もチームも何とか波に乗っていきたいところだが、今季の久保はいつ爆発するか。

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