優勝候補は6~7クラブ 元リヴァプールFW「今季のプレミアは史上最強の戦いになる」

昨季プレミアを制したチェルシー photo/Getty Images

1節たりとも見逃せない

2016-17シーズンのプレミアリーグも非常に魅力的だったが、2017-18シーズンはそれをも上回る面白い戦いが見られるだろう。

積極的な補強に動いたマンチェスターの両クラブに負けは許されず、マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ、マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョはともに2年目だ。名将と呼ばれる2人としてはプレミアリーグのタイトルを獲得したいと意気込んでいることだろう。それを実現するだけの選手層も揃い始めている。

もちろん王者チェルシーも黙ってはいないはずで、ジエゴ・コスタが退団濃厚ながらもアルバロ・モラタを獲得し、中盤にはティムエ・バカヨコ、最終ラインにはアントニオ・リュディガーと守備面の補強もおこなっている。インパクトには欠けるかもしれないが、守備はさらに安定したと言ってもいい。

ユルゲン・クロップ体制3年目を迎えるリヴァプールも優勝を狙えるチームで、当然クロップもそろそろリーグタイトルを獲りたいと考えているはずだ。今夏にはモハメド・サラーが加わり、攻撃力はプレミアトップクラスだ。

トッテナムは戦力の上積みができていないが、現所属選手はマウリシオ・ポチェッティーノの下で非常に質の高いフットボールを披露している。今のままでは優勝は難しいかもしれないが、トップ4争いには絡めるはず。

さらにクラブ史上最高額でFWアレクサンドル・ラカゼットを獲得したアーセナル、ウェイン・ルーニーなど積極的な補強に動いたエヴァートン、ハビエル・エルナンデス、パブロ・サバレタ、ジョー・ハートら実力者を揃えたウェストハムも興味深いチームだ。特にエヴァートンやウェストハムなど、トップ6の座を狙わんとする彼らの奮闘が首位争いを盛り上げるかもしれない。

英『Daily Mirror』によると、かつてリヴァプールなどでプレイしたスタン・コリーモア氏も「今季のプレミアリーグは史上最高の競争力を持つ戦いになるはず」と伝えており、上位7,8クラブが優勝を争っても不思議はない。果たして最後に笑うのはどの指揮官か。2017-18シーズンのプレミアリーグは1試合も見逃すことは許されなさそうだ。

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