吉田、沈着冷静なラインコントロールで無失点に貢献 豪州戦に光明

前後半に決定機がおとずれたが...... photo/Getty Images

終始相手を押し込んだサウサンプトン

12日に2017-2018シーズンのプレミアリーグ第1節が行われ、日本代表DF吉田麻也が所属するサウサンプトンがスウォンジー・シティ(以下スウォンジー)と対戦した。なお、左足の負傷で出場が危ぶまれていた吉田は先発出場を果たしている。

試合序盤はサウサンプトンが前線からの連動したハイプレスを披露し、ゲームを支配。3分には左サイドからのグラウンダーのパスを受けたタディッチが敵陣ゴールエリア付近でシュートを放つが、枠を捉えることができなかった。

その後もサウサンプトンがサイド攻撃やミドルシュートを織り交ぜながら相手を押し込むも、ラストパスやシュートの精度を欠き、得点には至らない。36分には敵陣ペナルティエリア内で吉田が倒れこみながらシュートを放つが、惜しくもゴールポスト右に逸れた。両チーム無得点で前半を終える。

後半はショートパスを駆使して局面打開を図るサウサンプトンに対し、スウォンジーがロングカウンターを仕掛けるという構図に。前半からの勢いをそのままに攻め込むサウサンプトンは、78分にタディッチがペナルティアーク後方からミドルシュートを放つが、相手GKファビアンスキのファインセーブに阻まれる。その直後には味方からのヘディングパスを受けた吉田が敵陣ペナルティエリア内で決定的なヘディングシュートを放つが、シュートは無情にも枠外に。アディショナルタイムに放たれた吉田の直接フリーキックも得点には結びつかず、試合はこのまま終了。サウサンプトンが敵陣でボールを支配する時間帯が続いたものの、決定力に課題を残す結果となった。

一方、守備面では吉田を中心とする最終ラインが巧みなラインコントロールを見せ、相手のカウンターを封印。吉田自身も守備面においては落ち着いたプレイを披露し、31日に行われるロシアW杯アジア最終予選のオーストラリア戦にむけて弾みをつけた。

[メンバー]
サウサンプトン:フォースター、セドリック、スティーブンス、吉田、バートランド、デイヴィス、ロメウ、タディッチ(→マックイーン 87)、ウォード・プラウズ(→ブファル 71)、レドモンド、ガッビアディーニ(→オースティン 68)

スウォンジー:ファビアンスキ、ノートン、フェルナンデス、モーソン、オルソン、キャロル、フェル、ブリットン(→フルトン 74)、ラウトリッジ(→マクバーニー 86)、アブラハム(→バートリー 81)、J・アイェウ

[スコア]
サウサンプトン 0-0 スウォンジー

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