堂安、果敢なドリブルで奮闘 小林祐希との日本人対決は壮絶な打ち合いに

63分までプレイした堂安(写真奥) photo/Getty Images

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サイド攻撃&パスワークの応酬に

13日に2017-2018シーズンのエールディヴィジ第1節が行われ、堂安律が所属するフローニンヘンが小林祐希が所属するヘーレンフェーンと対戦した。なお、堂安と小林は共に先発出場を果たしている。

左サイドハーフのポジションで先発した堂安は、積極果敢なドリブルでチャンスメイク。5分には敵陣バイタルエリアで早速ミドルシュートを放つが、シュートは惜しくもゴールポスト左に逸れた。

互いにカウンターを仕掛け合う展開となったが、先手を取ったのはヘーレンフェーン。6分に敵陣バイタルエリアで左サイドから右サイドへのサイドチェンジを行うと、ダンフーリスの浮き球のクロスにトルスビーがヘディングで反応し、先制点を挙げた。
その後もヘーレンフェーンがワンタッチパスやサイドチェンジを駆使し、ゲームを支配。小林もセントラルMFのポジションで冷静にパスを散らし、自軍のボールポゼッションを支える。そして40分、ダンフーリスの右サイドからのクロスにゴーチャネジハドが反応し、貴重な追加点を奪った。ヘーレンフェーンが2点をリードし、前半を終える。

単発的な攻撃が目立ったフローニンヘンだが、個人技で局面を打開することに成功する。53分、左サイドでパスを受けたフェルトヴァイクがドリブルで敵陣ペナルティエリアに侵入すると、ふたりのDFをかわしてゴールを陥れた。

1点差に詰め寄って以降、サイド攻撃を徹底して相手ゴールを脅かしたフローニンヘン。この猛攻が実り、80分には敵陣ペナルティエリアで突破を試みたドロストが相手DFに倒され、PKを獲得。このPKをマヒが落ち着いて決め、ついに同点に追いついた。

逆転にむけて攻撃の手を緩めないフローニンヘンだが、86分にヘーレンフェーンのパスワークに翻弄されると、最終ラインの背後に侵入したトルスビーにゴールを許し、再び劣勢に立たされてしまう。ところがその直後、フェルトヴァイクが相手DFファン・アケンにペナルティエリア内で引き倒され、フローニンヘンがまたしてもPKをゲット。この試合2度目のPKをマヒが決め、同クラブが再び試合を振り出しに戻した。

試合はこのまま終了。サイド攻撃やパスワークの応酬となった好ゲームは、両チーム3点ずつを取り合う展開で幕を閉じた。


[メンバー]
フローニンヘン:パット、ラーセン、テ・ヴィーリク(→ケイン 83)、ライネン、ワーマーダン、イエンセン、マヒ、ドロスト、堂安(→ファン・ヴェールト 63)、バクナ、フェルトヴァイク

ヘーレンフェーン:ハーン(→ファン・デル・ステーン 9)、フーグ、ファン・アケン、ヴァウデンべルフ、ダンフーリス、スハールス、トルスビー、小林、ゼネリ(→ロジャス 72)、ウーデゴー、ゴーチャネジハド(→フェルマン 83)

[スコア]
フローニンヘン 3-3 ヘーレンフェーン

[得点者]
フローニンヘン:フェルトヴァイク(53)、マヒ(82)、(88)

ヘーレンフェーン:トルスビー(6)、(86)、ゴーチャネジハド(40)

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