コンテ、またもクラブ首脳と確執か 補強方針が噛み合わず

チームを立て直すことができるのか photo/Getty Images

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関係を修復できるか

12日に行われた2017-2018シーズンのプレミアリーグ第1節で、バーンリーに2-3で敗れたチェルシー。今夏にFWアルバロ・モラタをはじめとする実力者を獲得したものの、かねてより獲得を熱望していたFWロメル・ルカク(前エヴァートン)、及び昨季まで同クラブに在籍したネマニャ・マティッチがマンチェスター・ユナイテッドへの移籍を決断するなど、順風満帆な補強を実現できたとは言い難い。

かねてよりクラブ首脳の腰の重さに苦言を呈してきたアントニオ・コンテ監督だが、15日付けの英『EXPRESS』では同監督とクラブ首脳の補強に関するビジョンの違いが浮き彫りに。将来有望な若手選手への投資を重視するクラブ首脳に対し、コンテ監督は経験豊かなベテランの獲得を熱望。フェルナンド・ジョレンテ(現スウォンジー・シティ/32歳)やアントニオ・カンドレーヴァ(現インテル/30歳)、及びイヴァン・ペリシッチ(現インテル/28歳)の獲得をクラブ側にリクエストしたものの、前述の方針を持つ首脳陣に難色を示されたことで補強プランが頓挫。両者による意見の相違は今もなお続いているという見解が同紙で示されている。

選手層が薄いウイングバックの補強が一向に進まないほか、ティムエ・バカヨコの負傷やマティッチの退団により中盤の頭数も不足しているチェルシー。このまま補強方針の齟齬が解消されないようであれば、昨季同クラブに栄冠をもたらしたコンテ監督の電撃退任が現実味を帯びてくることは間違いないだろう。引き続き動向を注視する必要がありそうだ。

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