今季こそペップのプレミア制覇はあるのか 言い訳できない”2年目”に米メディアも注目

マンC指揮官のグアルディオラ photo/Getty Images

今夏には大型補強も

ジョゼップ・グアルディオラは真の名将なのか。今季はそれが試される絶好の機会と言えるかもしれない。

これまで率いたバルセロナ、バイエルンでは成功を収めたが、バルセロナには自身が求める選手が揃っており、バイエルンも国内では無敵だった。一方現在率いるマンチェスター・シティは、選手の質も劣る。国内にはライバルも多く、簡単にいかないことは昨季の戦いで証明されている。

しかし今季は就任2年目、しかも大型補強を敢行したとあって言い訳できる状況にない。米『ESPN』は「グアルディオラはポゼッションでイングランドをも支配するか?」と今季の戦いに注目しているが、今季リーグタイトルを獲得できなければ視線が冷たくなるのは間違いない。成績によっては名将との評価にも傷がつくことになるかもしれない。

そのグアルディオラ率いるマンCは今季の開幕戦で昇格組のブライトン・アンド・ホープ・アルビオンと対戦して2-0の勝利を収めている。しかもポゼッション率は78%を記録し、パスの本数も700本を超えている。グアルディオラのチームらしい圧倒的な支配力を軸としたサッカーだった。今季も路線は変わらないのだろう。

同メディアはここ2シーズンのプレミアリーグを制したのがレスター・シティ、チェルシーとカウンターアタックに強みを持つチームだったことにも注目しており、ポゼッションを軸とするグアルディオラのチームが本当にプレミアリーグを制することができるのか楽しみにしているようだ。

「イングランドの文化を変えるのは難しい」と就任前にも言われていたが、グアルディオラは自身の理想とするスタイルでイングランドを支配できるのか。カイル・ウォーカー、ベンジャミン・メンディら攻撃的なサイドバックも加わり、ベルナルド・シウバも前線に加わった。言い訳は許されない陣容が揃いつつあるが、今季こそグアルディオラはプレミアを制覇できるか。

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