吉田、終了間際にPKをゲット! サウサンプトンが難敵ウェストハムに劇的勝利

ウェストハムのサイドアタックに苦しめられた photo/Getty Images

続きを見る

10人のウェストハムに追いつかれたが......

19日にプレミアリーグ第2節が行われ、日本代表DF吉田麻也が所属するサウサンプトンがウェストハムと対戦した。

試合開始から互いにカウンターを仕掛けあう展開となったが、先制点を奪ったのはサウサンプトン。11分、敵陣バイタルエリアの左寄りでボールを受けたレドモンドがペナルティエリア内にパスを送ると、相手最終ラインの背後を陥れたガッビアディーニが低い弾道のシュートを放ち、ゴールを陥れた。

反撃に転じたいウェストハムだが、33分にアルナウトヴィッチがパスを出し終えたスティーブンスの首付近に肘打ちを見舞い、一発退場。さらに38分にはフォンテが自陣ペナルティエリア内でデイヴィスを倒してPKを献上すると、タディッチに落ち着いて決められ、窮地に立たされた。
数的優位に立ったことを受け、攻勢を仕掛けるサウサンプトン。しかし、45分に自陣バイタルエリアでアントニオにシュートを放たれると、フォースターが弾いたこぼれ球をJ・エルナンデスに押し込まれ、1点差に詰め寄られた。サウサンプトンが1点をリードする展開で、前半を終える。

後半、サウサンプトンは敵陣でショートパスを回してチャンスをうかがうも、ウェストハムの体を張った守りに苦しめられる。逆に74分、ウェストハムに左サイドからのクロスを許すと、サコのヘディングシュートのこぼれ球に反応したJ・エルナンデスにシュートを放たれ、同点に追いつかれてしまう。

その後も自陣深くでブロックを敷くウェストハムの守備に手を焼き、ゴールを奪えない時間帯が続いたサウサンプトン。しかし、後半アディショナルタイムにパワープレイで攻め上がった吉田が右サイドからのクロスに反応すると、サバレタが吉田をたまらず押し倒し、PKを獲得。このPKを途中出場のオースティンが決め、サウサンプトンが土壇場で勝ち越しに成功した。

試合はこのまま終了。サウサンプトンはリードした後の守備に課題を残したものの、粘り強い戦いぶりで何とか勝利をモノにした。

[メンバー]
サウサンプトン:フォースター、セドリック、スティーブンス、吉田、バートランド、レミナ(→ウォード・プラウズ 64)、ロメウ、デイヴィス(→ロング 80)、タディッチ、レドモンド、ガッビアディーニ(→オースティン 80)

ウェストハム:ハート、サバレタ、オグボンナ、フォンテ、クレスウェル、ライス(→オビアング 76)、ノーブル、A・アイェウ(→フェルナンデス 67)、アントニオ(→サコ 67)、アルナウトヴィッチ(→退場 33)、J・エルナンデス

[スコア]
サウサンプトン 3-2 ウェストハム

[得点者]
サウサンプトン:ガッビアディーニ(11)、タディッチ(38)、オースティン(90+3)

ウェストハム:J・エルナンデス(45)、(74)

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ