ハリルはなぜ”JのFW”を呼ばない? 海外組の多さに豪州が疑問「小林悠、金崎を召集してない」

川崎で結果を出す小林 photo/Getty Images

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人選に対戦相手も疑問か

日本代表は今でも本田圭佑、香川真司、岡崎慎司らに頼っているのか。31日に2018ロシアワールドカップ・アジア最終予選で日本と対戦するオーストラリア代表も疑問に感じている部分があるのかもしれない。

オーストラリアの公式サイトでは24日に発表された日本代表メンバー27名を紹介しているが、同サイトが注目したのは海外組の多さだ。今回はFW登録の選手が9人入っているが、本田圭佑、岡崎慎司など経験値のある選手に加え、久保裕也、原口元気、大迫勇也と今回のアジア最終予選で主役になりつつある選手たち、攻撃にアクセントを加えられる乾貴士、継続的に召集されている浅野琢磨、復帰を果たした武藤嘉紀と海外組が8人だ。

唯一Jリーグ組からセレッソ大阪FW杉本健勇が選ばれているが、同サイトは他にもJリーグで結果を出している選手がいるにもかかわらず、そうした選手たちが選ばれていないことに疑問を抱いているようだ。
「ハリルホジッチは火力のある人選をしたものの、彼はJリーグで最高の状態にあるFW陣を召集していない。現在リーグ戦で15ゴール決めている興梠慎三もそうだ。31歳の興梠の召集外がサプライズではないとしても、川崎で危険なフォームを維持している小林悠、2016年のクラブワールドカップでスターだった金崎夢生もいる」

もちろん海外組も優秀な選手たちだが、現在のフォームには疑問もある。浅野は代表でもクラブでも思うような結果が出せていない状況で、パチューカに移籍した本田も以前から代表召集に疑問の声があった。ヘントでスタートダッシュに躓いた久保、ヘルタ・ベルリンで構想から外れている原口、怪我明けのケルン大迫など、9人いるFWのうちベストな状態をキープしている選手がどれほどいるだろうか。

先日の日本勢同士の対決となったACL準々決勝1stレグ、川崎フロンターレと浦和レッズの一戦でも川崎のFW小林は見事な動き出しから2得点を挙げていた。代表では結果を出せていないが、27人の枠に入らなかったことは驚きかもしれない。

同サイトは「本田、香川、岡崎は4年前ほど影響力はない」とも伝えており、これがベストな人選なのか疑問なところもある。代表監督のヴァイッド・ハリルホジッチはこれまでともに戦ってきた選手たちを信頼しているのだろうが、海外組は指揮官の期待に応えられるか。

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