セリエAでも採用のVARに選手から不満 ペロッティ「どうしてPKが与えられなかったのか」

ローマのペロッティ photo/Getty Images

ブッフォンも苦言

セリエAでも本格導入されたビデオ判定システムVARが議論を呼んでいる。セリエAでも今季からVARを使用してペナルティエリア内での際どいプレイなどをチェックしているが、その基準が曖昧になっているのだ。

26日に行われた第2節のジェノアVSユヴェントス戦では、VARを使って2度PKの判定があった。正確な判定が下されるのは良いことだが、ユヴェントスGKジャンルイジ・ブッフォンは判定までにかかる時間が長すぎると苦言を呈している。

「時間がかかりすぎているよ。PKをもらっても祝うことができなかった。なぜなら6分も過ぎていたのだから。これはもうフットボールではなくなり、水球に変わってしまう」

一方、そのあとに行われたローマとインテルの一戦でも微妙な判定があった。ローマFWディエゴ・ペロッティがペナルティエリア内でインテルDFミラン・シュクリニアルに倒されたように見える場面があったが、主審は笛を吹かず。VARの確認もなかった。

『EuroSport』によると、ペロッティはこれについて「デロッシが主将としてレフェリーになぜVARを使用しないのか聞いていたよ。あれは明らかなPKだ。みんなも見たと思う。だがレフェリーは最終的にコーナーキックを与えた。だけど、シュクリニアルはボールに触れていなかったよ。どうしてPKが与えられなかったのか説明が欲しいね。モニターでチェックしなかった理由も分からない」とコメントしており、どのプレイにVARを使用するのか今ひとつ基準がはっきりしない。

もちろんまだ色々とテストを重ねている段階ではあるものの、選手たちからは不満の声が漏れている。ペロッティはあのPKが認められていれば試合の流れは変わったはずとも語っているが、VARの使い方については再考する必要がありそうだ。

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