あのアルゼンチンでも苦戦する南米予選 サンパオリ「我々は圏内に入ってない」

アルゼンチン代表を率いるサンパオリ photo/Getty Images

現在は5位と苦戦

選手の顔ぶれを見た感じでは想像もつかないが、アルゼンチン代表は2018ロシアワールドカップ南米予選で大苦戦している。リオネル・メッシはもちろん、セルヒオ・アグエロやアンヘル・ディ・マリア、ハビエル・マスチェラーノらワールドクラスの実力者も揃っており、何よりアルゼンチンは前回の2014ブラジルワールドカップのファイナリストだ。そのアルゼンチンが今回の南米予選では5位に甘んじており、改めて南米予選の厳しさが分かってくる。

しかもアルゼンチンは前回3月に行われたボリビア戦に0-2で敗れ、指揮官を務めていたエドゥガルド・バウサが解任されている。新任にはセビージャなどを指揮したホルヘ・サンパオリが就いており、ここからどう変わっていくかが注目される。

そのサンパオリは31日のウルグアイ代表、5日のベネズエラ代表戦に向けた代表メンバーにユヴェントスFWゴンサロ・イグアインは招集せず、インテルFWマウロ・イカルディを招集した。『FourFourTwo』によると、サンパオリはイカルディの方がアシストでもチームに貢献できると選出の理由を語り、ワールドカップ出場権獲得へ選手の特性を全て引き出さなければならないと気を引き締めている。

「我々はストライカーが必要なんだ。ゴールはもちろん、同じようにアシストメイカーの特徴を持つストライカーがね。それがイカルディを呼んだ理由だ。我々はロシア行きの圏内に入っていないという現実に直面していて、このチームの全ての長所を活かさないといけないよ」

アルゼンチンは現在南米予選で勝ち点22の5位となっており、4位までがワールドカップ出場権を得る。5位は大陸間プレーオフに回る必要があり、アルゼンチンほどの強豪国にとっては許されないシナリオだ。31日に対戦するウルグアイは勝ち点23で3位につけており、アルゼンチンにとっては直接のライバルだ。ここで叩いて順位を上げたいところだが、果たして。

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