シャビの後継者獲得できなかったバルサ 「ヴェッラッティ獲得に動かなかったというのは真実ではない」

PSGでプレイするヴェッラッティ photo/Getty Images

今夏の補強は迷走

今夏のバルセロナは市場で迷走してしまったところがある。獲得候補には複数の名前が挙がったものの、実現しないケースが非常に多かった。ネイマールの退団を含め、満足な補強ができた夏とは言えないだろう。中でも気になるのは中盤の補強だ。

当初は幸先よくパリ・サンジェルマンMFマルコ・ヴェッラッティ獲得に近づいたように見えたが、実現はせず。その後もニースのジャン・ミカエル・セリなどシャビ・エルナンデスの後継者候補と呼ばれる選手の名前も挙がったが、最終的に獲得したのはブラジル代表MFパウリーニョだった。タイプは全く異なる選手で、理想的な補強だったのか判断は難しい。

ただ、バルセロナがヴェッラッティを欲しがっていたのは事実だ。仏『Le10Sport』などによると、バルセロナのロベルト・フェルナンデスSDはヴェッラッティについて「我々がヴェッラッティ獲得に動かなかったというのは真実ではない。私は個人的にウナイ・エメリとも話したし、彼は我々がヴェッラッティを欲しがっていることを分かっていた」と振り返っている。ヴェッラッティは以前からシャビの後継者候補に挙がっていただけに、取り逃がしたのは悔やまれるところ。

その後もセリ、レアル・ソシエダMFイニゴ・マルティネスがリストアップされたことについては、「イニゴとセリの2人も我々は考えたけど、獲得しないのがベストと判断した」とコメントしている。結局シャビの後継者と呼べる選手は獲得できなかったが、これが今季の戦いにどう影響してくるのか。結果を残せなかった時には夏の補強が原因の1つに挙げられることだろう。

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