香川は”復活のライバル”を超えられるのか ブンデス公式「ボスはゲッツェを使うことを選んだ」

香川とゲッツェ photo/Getty Images

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中盤のポジション争いは超ハード

ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が就任してからの日本代表は、ポジション争いに大きな変化があった。これまで絶対的な存在だった本田圭佑、香川真司の2人もスタメンを外れることが珍しくなくなり、彼らも来年のロシアワールドカップへ向けて所属クラブでアピールをしていかなければならない。

パチューカに移籍した本田圭佑はアジア産のスター選手として大歓迎されているが、気になるのはドルトムントの香川だ。今では多くの日本人選手が海外でプレイしているが、ドルトムントの中盤ほど定位置確保が難しいチームはない。

中でもブンデスリーガ公式サイトが注目しているのは代謝異常から復活したMFマリオ・ゲッツェだ。ゲッツェは第2節のヘルタ・ベルリン戦に先発出場すると、交代する後半18分までに8・3Kmの走行距離を記録。さらに75回のボールタッチを記録し、これはチームのMF陣では最多の数字だったという。同サイトは中盤で大きな影響力を発揮したと称賛しており、香川にとっては危険なライバルだ。
同サイトはゲッツェが新指揮官ピーター・ボス率いるチームの主役候補になれると考えているようで、香川、そして今夏チームに合流したマフムード・ダフードについて「信頼できるセントラルMFの代役候補。ボスはゲッツェを使うことを選んだ」と伝えており、ゲッツェがボスの下で華麗な復活を果たすと信じている。

その他にもドルトムントの中盤ではヌリ・シャヒンも好パフォーマンスを披露しており、万能タイプのゴンサロ・カストロもいる。香川にはゴール、アシストなど目に見える結果が求められ、定位置争いは昨季同様に激しい。好調時の香川はワールドクラスと言える存在だが、ここで定位置を確保できなければロシアの地でスタメンに選ばれるのは難しいだろう。

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