レーヴ監督はまさに“エンターテイナー” 地元クラブ出身選手を多起用しスタジアムが熱狂

粋な起用法でスタジアムを盛り上げたレーヴ監督 photo/Getty Images

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選手たちもレーヴ監督の期待に応える

ドイツ代表は4日、ロシアW杯・欧州予選のグループC第8節でノルウェー代表をホームへ迎え入れ、6-0の大勝を納めた。見事8連勝を飾り、ロシアW杯出場に王手をかけた首位のドイツ代表だが、この一戦でヨアヒム・レーヴ監督が見せた起用が話題となっている。

ノルウェー戦はドイツのシュトゥットガルトで行われた。この一戦でレーヴ監督は、地元クラブであるVfBシュトゥットガルト出身のアントニオ・リュティガーやセバスティアン・ルディ、ティモ・ヴェルナーらを先発起用。さらに、途中出場させた3人のうち、サミ・ケディラとマリオ・ゴメスも同クラブ出身で、地元ファンを大いに沸かせた。一方で、ヴェルナーがこの試合で2ゴールを挙げたり、リュディガー、ケディラ、キミッヒ、M・ゴメスといったシュトゥットガルト下部組織出身の4選手の崩しで6点目を奪ったりするなど、選手らも監督の起用に応えている。

試合後のインタビューに応じたレーヴィ監督は「ファンも今日のチームを見て熱くなったんじゃないかな。長い間ドイツを率いているけど、(シュトゥットガルトでの試合は)初めてだからね。素晴らしいコンビネーションとゴールも披露できた。ファンのみんなを盛り上げることができたと思う」とコメント。スタジアムの熱狂に満足気を見せた。
意図してシュトゥットガルト出身の選手を起用したかはわからないが、粋な起用法でスタジアムへ足を運んだファンの盛り上げたレーヴ監督はまさにエンターテイナー。この勢いでドイツ代表はW杯行きのチケットを勝ち取ることができるのか。同代表は次戦、10月5日にグループ2位につける北アイルランドとの直接対決を控えている。

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