9日、プレミアリーグ第4節でマンチェスター・シティとリヴァプールが対戦した。どちらも開幕3試合を2勝1分で終えており、今季はプレミア制覇を1つの目標にしている。点の奪い合いとなる好ゲームが期待されたが、試合は思わぬ方向に進んでしまった。
マンCはポゼッションを高く保ちながら攻撃を展開し、一方のリヴァプールはマネとサラーの高速アタッカーの2人が攻撃を引っ張る構図に。どちらも決定機と呼べるチャンスは多くなかったが、24分にプレミア屈指の司令塔が試合を動かす。中盤の混戦からデ・ブライネの下にボールが転がると、デ・ブライネはそれをダイレクトで前線にスルーパス。これが綺麗にリヴァプールの最終ラインの間を割るパスとなり、アグエロがGKと1対1に。アグエロは冷静にミニョレをかわしてゴールに流し込み、ホームのマンCが1点を先制する。
リヴァプールは1点を追う展開となったが、さらに思わぬアクシデントが。37分、ロングボールに抜け出したマネが先に触ろうと足を思い切り振り上げると、これが飛び込んできたGKエデルソンの顔面にヒット。エデルソンは倒れて動けなくなり、マネには危険なプレイということでレッドカードが提示された。リヴァプールは1点ビハインドに加えてキーマンを失う最悪の展開に。
すると前半終了間際にはデ・ブライネのクロスにガブリエウ・ジェズスが頭で合わせてマンCが追加点。理想的な形で前半を終える。後半に入るとリヴァプールは新戦力のチェンバレンを投入して3バックへの変更を試みるが、これも守備の安定には繋がらず。53分にはフェルナンジーニョのスルーパスにまたもアグエロがフリーで抜け出し、最後は横パスを受けたジェズスが冷静に流し込んで3-0。77分にはベンジャミン・メンディのクロスに途中出場のサネが左足で合わせて4-0。後半終了間際にはサネが美しい軌道のミドルシュートを決めて5-0。まさかの一方的な展開となってしまった。
リヴァプールは前節アーセナルを4-0で撃破して波に乗っていたのだが、今節は逆に0-5で敗れる結果に。マネの退場も大きく響くことになり、アーセナルと同じく今後に不安を残す内容となった。
[スタメン]
マンチェスター・シティ:エデルソン(→ブラーボ 45)、ウォーカー、ダニーロ、ストーンズ、オタメンディ(→マンガラ 71)、メンディ、フェルナンジーニョ、ダビド・シルバ、デ・ブライネ、アグエロ、G・ジェズス(→サネ 57)
リヴァプール:ミニョレ、アーノルド、マティプ、クラヴァン、モレノ、ヘンダーソン、ワイナルドゥム(→ミルナー 58)、チャン、マネ、サラー(→チェンバレン 46)、フィルミーノ(→ソランケ 67)
[スコア]
マンチェスター・シティ 5-0 リヴァプール
[得点者]
マンチェスター・シティ:アグエロ(24)、G・ジェズス(45、53)、サネ(77、90)