韓国紙「西野朗監督以降、日本には頭角現す指導者いない」 Jで韓国人指揮官が人気に?

かつてガンバなどを指導した西野監督 photo/Getty Images

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ホン・ミョンボ氏やチェ・ヨンス氏が注目

ガンバ大阪が7日に長谷川健太監督との契約を更新しないことを発表し、10日にはFC東京の篠田善之監督が解任されるなど、ここ数日はJリーグでも監督に関する話題が多かった。両チームとも来季から誰に指揮を任せるのか様々な後任候補が浮上しているが、その流れに注目したのが韓国『朝鮮日報』だ。

ガンバ大阪は後任候補にトニーニョ・セレーゾ氏の名前が浮上しているが、同時に韓国人指揮官のホン・ミョンボ氏の名前も挙がっている。さらにFC東京もチェ・ヨンス氏をリストアップしているとの話題もあり、韓国人指揮官が1つの注目を集めている。こうした流れについて同メディアは、優れた日本人指導者が欠けているのではないかとの見方を示している。

同メディアは「日本サッカーの内部に苦悩があるように思われる。2008年にガンバ大阪を率いてACLを制した西野朗監督以降、頭角を現す国内の指導者がいない」と分析しており、それが外国人指揮官の人気に繋がっているとの考えだ。また、今季はセレッソ大阪を率いるユン・ジョンファン監督が注目を集めており、昇格組のセレッソを一時は首位にまで押し上げるなど魅力的なサッカーを展開している。同監督はサガン鳥栖でも指導した経験があり、同メディアはこれも日本が韓国人指揮官に注目している大きな理由と伝えている。
同メディアは今後も韓国人選手だけでなく、指導者がJリーグに流れる傾向が続くと予想している。今季もユン・ジョンファン監督が評価を高めているのは間違いないが、2013年にFCソウルでACL準優勝の経験があるチェ・ヨンス氏や韓国代表を率いて2012ロンドン五輪3位に入ったホン・ミョンボ氏などを筆頭に今後もこの流れは続くのか。

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