リヴァプールの守備にファーディナンド氏も厳しい指摘「タイトルを期待することはできない」

リヴァプールのGKカリウス photo/Getty Images

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セビージャ戦では試合を支配しながら引き分け

13日にチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節でセビージャと対戦したリヴァプールは、多くの時間帯で試合を支配しながら2-2で引き分けてしまった。スタッツを見てみるとリヴァプールは計17本のシュートを打っており、一方のセビージャはわずか5本だ。これで2-2の引き分けというのは痛い。

何よりこの試合はリヴァプールの不安な部分を全て露呈したかのような内容だった。前半からサディオ・マネとモハメド・サラーのスピードを活かして試合を支配しながら、なかなかゴールを決めることができない。しかもリヴァプールの1失点目は相手のグラウンダーのクロスをデヤン・ロブレンがクリアし損ねたところから生まれており、リヴァプール側のミスだ。

その後2-1と逆転したところまでは良かったものの、追加点が決まらない。こうなるとリヴァプールは脆い。72分にホアキン・コレアに同点弾を許してしまい、勝ち点2を落としてしまった。1点差のゲームをモノにできないリヴァプールの弱点が表れていたと言えよう。
英『BT Sports』によると、解説を務めるリオ・ファーディナンド氏もリヴァプールの守備について「彼らは優れた選手を抱えているし、凄いスピードで攻撃できる。しかし、守備は修正しないといけない。このような守備ではビッグゲームでの勝利、大きなカップ戦や国内リーグでのタイトルを期待することはできない」と厳しい指摘をしている。

今回はグループステージだったが、これが決勝トーナメントならば有利な立場にいるのはセビージャだ。試合を圧倒的に支配されながらも、アウェイゴールを2点も奪って引き分けに持ち込めば合格だ。リヴァプールには競った試合で守り勝つ力がなく、攻撃力で相手を粉砕する以外に手がない。これはチャンピオンズリーグのような大きな大会を戦ううえで弱点と言えるが、やはり今夏にセンターバックの補強に失敗したことが大きかったか。

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