アーセナル、徹底したハードワークでチェルシーの攻撃を封印 エジル不在の難局を乗り切る

前半に決定機を演出したラムジー(中央) photo/Getty Images

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インテンシティーの高い好ゲームに

17日にプレミアリーグの第5節が行われ、同リーグ3位のチェルシーがアーセナルと対戦した。

試合序盤はチェルシーが相手のウイングバックの背後を突き、サイドアタックを敢行。しかし、アーセナルも自陣バイタルエリアで体を張った守備を見せ、決定機を作らせない。

守勢に回っていたアーセナルも徐々に落ち着きを取り戻す。16分には右サイドを突破したベジェリンからのパスにラカゼットが右足で反応するが、シュートは相手GKクルトワの正面に飛んだ。
アーセナルに主導権を握られかけたチェルシーもすぐさま反撃。20分にはセスクからのパスを受けたペドロが相手最終ラインの背後を陥れるが、シュートは相手GKチェフの正面に。一進一退の攻防が続くなか、40分にアーセナルのラムジーがドリブルで敵陣ペナルティエリアに侵入してシュートを放つが、ボールは無情にもポストに直撃した。互いに決定機を活かすことができず、前半を終える。  

後半開始前にチェルシーはペドロに代えてバカヨコを投入。中盤の守備を強化してアーセナルのパスワークを封じるが、クロスやラストパスの精度を欠き、決定機を生む出すには至らない。

膠着状態が続くなか、アーセナルのヴェンゲル監督はサンチェス、チェルシーのコンテ監督はアザールを投入。互いに局面打開を図ったものの、両チームともにインテンシティーの高いプレイを維持したことで試合は動かず。チェルシーは87分にD・ルイスがコラシナツへの危険なタックルで一発退場を命じられるも、何とか勝ち点1を得た。一方のアーセナルもエジルを負傷で欠くなか一貫したハードワークで試合を引き締め、価値ある勝ち点1をもぎ取っている。

[メンバー]
チェルシー:クルトワ、アスピリクエタ、ケイヒル、D・ルイス(→退場 87)、カンテ、セスク、モーゼス、M・アロンソ、ウィリアン(→アザール 69)、ペドロ(→バカヨコ 46)、モラタ(→クリステンセン 89)

アーセナル:チェフ、コシェルニー、ムスタフィ、モンレアル、ラムジー、ジャカ、ベジェリン、コラシナツ、ウェルベック(→ジルー 73)、イウォビ(→エルネニー 80)、ラカゼット(→サンチェス 66)

[スコア]
チェルシー 0-0 アーセナル

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