ダルベルトは本当に長友より上か? 超攻撃的な長友がスタメンを奪取する可能性は十分にある

インテルの長友 photo/Getty Images

再び長友がファーストチョイスになるか

長友佑都は今季こそ出番を失うのではないか。世界を代表する名門クラブでもあるインテルは競争が非常に厳しく、サイドバックのポジションを守ってきた日本代表DF長友佑都にもそうした声が毎年のように起こる。しかし、長友はここまでそうした予想をことごとく覆してスタメンを奪い返してきた。

今夏には左サイドバックにブラジル人DFダルベルト・エンリケが加入し、右サイドではジョアン・カンセロも加わった。昨季からインテルのサイドバックは物足りないと指摘されてきただけに、この2人は願ってもない補強だったはず。しかし、ここまで長友のパフォーマンスは決してダルベルトに劣っていない。

クラブの公式サイトによると、2-0で勝利したクロトーネ戦後に長友はダルベルトについて「ダルベルトは本当にうまくプレイしていました。彼は優れた選手だとは思いますが、今日最も重要なのは勝てたことです」とコメントしている。ライバルのパフォーマンスを称賛するあたりはさすがだが、ここまでは長友のパフォーマンスも称賛されるべきだろう。

クロトーネ戦では先発したダルベルトが後半19分に右足の太ももを痛めて途中交代したため、長友が代役を務めた。そこで長友は積極的な攻撃参加を見せ、左サイドから何度かチャンスを演出していた。攻撃参加した時のスピード感はダルベルトを上回っていると言えるはずで、長友がスタメンの座を再び奪取する可能性も0とは言い切れない。もちろんダルベルトが加入したばかりで適応に時間を要するのは事実だが、長友は再び「今季こそは出番失うはず」といったネガティブな意見を振り払うかもしれない。

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