ファーガソン氏はリベリを評価しなかった 「ユナイテッドでプレイするに十分ではないと判断した」

マルセイユ時代のリベリ photo/Getty Images

キャンベル氏が過去を回想

2005-06シーズンのUEFAカップのボルトン対マルセイユの一戦を視察に訪れた当時のマンチェスター・ユナイテッド指揮官アレックス・ファーガソン氏には、注目している選手がいた。今やワールドクラスのウイングとしてバイエルンで数多くのタイトルを獲得してきたフランク・リベリだ。

リベリは2005年から2年間マルセイユでプレイし、その後バイエルンにステップアップを果たした。バイエルンの他にもリベリには数多くのクラブが注目していたが、ファーガソン氏も気になっていたようだ。しかし、ファーガソン氏はボルトン戦での視察でリベリの能力を不十分と判断したという。

それを明かしたのはファーガソン氏の友人であり、トニー・ブレア元英首相の側近も務めたアラステア・キャンベル氏だ。キャンベル氏も当時ファーガソン氏と一緒にボルトンとマルセイユの試合を見に行っていたようで、その際にファーガソン氏がリベリに納得しなかったことを英『The Times』で明かしている。

「アレックスはマルセイユのウインガーを務めていたリベリを見に行ったんだ。だが、ハーフタイムで彼は判断を下した。リベリはユナイテッドでプレイするに十分ではないとね」

リベリはその後バロンドールの最終候補にも選出されるほどの選手にまで成長したが、ファーガソン氏の目利きは正しかったのだろうか。バイエルンでのパフォーマンスを考えると、リベリはマンUでもタイトル獲得に貢献できたかもしれない。

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