解説業に挑戦のバートン、リヴァプールの守備を「2部レベル」とバッサリ

昨季までバーンリーに在籍したバートン photo/Getty Images

「彼らから気概を感じない」

賭博に関する違反行為に及んだとし、4月にイングランドサッカー協会より18ヶ月間の出場停止処分を言い渡されたジョーイ・バートン(前バーンリー)。後の控訴審で出場停止期間が13ヶ月と1週間に短縮されたものの、今季中の競技生活の開始が事実上不可能となっている。

こうした状況のなか、バートンが英国のラジオ局『talk SPORT』と契約を結び、今季のプレミアリーグの解説を務めることがシーズン前に決定。順調に解説業に勤しむなか、直近の公式戦6試合で13失点を喫しているリヴァプールの守備陣に苦言を呈した。英『EXPRESS』が伝えている。

「リヴァプールの攻撃の素晴らしさは知っているが、守備はチャンピオンシップ(イングランド2部)レベルだね。プレミアリーグのタイトル争いに加わりたいのなら、守れなければお話にならない。(ユルゲン・)クロップ監督はこの間『守備の本が書ける』と豪語していたが、そんなものは誰にだって書ける。ただ座って映像を見ているだけの俺にも書けるね。守備の安定のために最も必要なものは気概さ。彼らから無失点で試合を終わらせようという野心は、まるで感じられない。GKのシモン・ミニョレはボールが来るたびに危険なプレイを繰り返している。彼がワールドクラスのGKでないことは明らかだし、ベルギー代表でもティボー・クルトワ(現チェルシー)を上回ったことはない。彼がかつてサンダーランドでプレイしていたことを、周りの人間は忘れているみたいだな。トップクラブに相応しい逸材とは言えないね。プレミアリーグのトップ6を見渡しても、リヴァプールのGKが一番劣っている。センターバックとサイドバックについても同じ。トップ6の中で最弱の守備組織だと気づくはずさ」

先月にはクロップ監督の手腕について懐疑的な意見を述べるなど、殊更リヴァプールに対して厳しいコメントを寄せているバートン。無論、複数失点の責任はGKやDFだけが負うものではなく、チーム全体の課題として共有すべきものである。前線からのハイプレスをかわされた際の善後策に乏しいことや、マンツーマンとゾーンディフェンスを併用するセットプレイの守備が浸透していないなど、依然として課題は山積みだか、クロップ監督はチームを立て直すことができるだろうか。

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